デデンネ徹底解説
電力網につながったげっ歯類
デザインのベースはヤマネで、ハムスターやスナネズミを思わせる要素もある。長い尻尾とヒゲは単なる飾りではない。デデンネは、家庭の電気を中心に設計されたように見える生き物だ。上側のヒゲはセンサーとして働き、下側のヒゲは放電を生み出す。この役割分担は、通信とエネルギーの発生について説明するポケモン図鑑の記述にも合っている。
日本語名のデデンネは、英語名と同じ形を保っている。その由来には、電気、ヤマネ、そしてフランス語で「アンテナ」を意味する「antenne」への言及が組み合わされている。フェアリータイプは、さらに別の要素を加えている。フランスの伝承では、歯の妖精はLa Petite Sourisと呼ばれるため、家と結びついた小さな電気げっ歯類は、そのイメージにも合っている。
道具を増やしていった種族
デデンネは第六世代に、進化しない種族として登場し、その構造を後の作品でも維持している。初期の図鑑説明から、主な特徴はすでに二つ定められていた。コンセントや発電所から電気を盗むこと、そして電波を使ってほかの個体と通信することだ。その後の説明では、食べ物や新しい電源の場所を仲間に伝えるという社会的な行動へと内容が広がった。
覚える技も世代によって変化している。古いバージョンでは、サポート用の技や教え技を使えたが、後の作品では使えなくなったものもある。一方、スカーレット・バイオレットでは、レパートリーがまひ、交代、回復、そして二つのタイプの攻撃技に集中している。一部の中間作品には登場しなかったあと、後のゲームで復帰し、どの作品でも同じ姿を保っている。
小さなでんきタイプとライバルたち
ピカチュウ、パチリス、エモンガと同じく、でんきタイプのげっ歯類という立ち位置だが、役割はそれぞれ異なる。デデンネは多くの仲間より素早く、フェアリータイプも持つため、ドラゴンとの対面が大きく変わる。その代わり、長時間戦いの中心に居座るだけの火力も耐久もない。
素早さ101は、能動的に動かすことを促す数値だ。脅威にならない相手に繰り出し、ほっぺすりすりでまひさせ、ボルトチェンジで交代する。パラボラチャージなら、消耗を回復しつつ、でんきタイプを半減・無効化できない相手に負担をかけられる。じゃれつくはドラゴン対策になるが、物理技なので攻撃58とは噛み合わない。かみなりは、外すリスクより威力を優先できる場面に限られる。
奇跡を求めずに活用する方法
通常プレイでは、フィニッシャーよりも素早いサポートアタッカーとして使うほうが向いている。ほっぺすりすりで素早い相手を機能停止させ、ボルトチェンジでテンポを保ち、相手に等倍のダメージが入るならパラボラチャージで場に居続けやすくなる。じめん技を持つ相手には守るか交代するべきだ。防御57と特防67では、何度も後出しする余裕がない。
ほおぶくろは、有用な効果を発動して消耗を補えるきのみと組み合わせる意味がある。一方、ものひろいは対戦用の構成より冒険中のほうが実用的だ。タマゴ技のでんじふゆうは、最も危険な弱点をしばらく補えるが、1ターンを使ううえ、全体的なもろさまでは解決しない。デデンネは相手を邪魔し、戦いを加速させ、突破口を作ることはできる。長期的な殴り合いはできない。