ピンプク徹底解説
卵の代わりに石を持つ子ども
ピンプクのコンセプトは、卵を産めない子どもが、代わりに白くて丸い石を探すというものだ。腹の袋はよだれかけを思わせ、つむじと丸みを帯びた体つきが赤ちゃんらしさを強めている。楕円形の石はラッキーやハピナスのデザインにもつながっており、どちらも卵と他者の世話を軸にしたシルエットになっている。
日本語名のピンプク(ピンプク)は、「pink」と、幸運に関係する日本語の「福」を組み合わせたもの。英語名のHappinyは「happy」と「tiny」をつないでおり、幸福と小さな体を表している。どちらも、特定の動物ではなく、幸運と結びついた小さな生き物という同じ発想が見える。
シンオウから変わったところ
ピンプクは第4世代で、ラッキーの進化前として初登場した。その時代のゲームでは、レベル1ではたくとあまえる、レベル5でまねっこ、レベル9でリフレッシュを覚えた。現在の技構成ではこの位置が変わっており、まねっこがレベル1、まるくなるがレベル4、あまえるがレベル20で登場する。一方、リフレッシュは『スカーレット・バイオレット』で使われる技リストから外れている。
進化条件にも特徴が残っている。まんまるいしを持たせ、昼にレベルアップしなければならないのだ。その後の進化では道具が条件から外れ、なつき度に変わる。まず石を世話することを覚え、次に仲間を世話するポケモンへ変わるという、デザインに沿った流れになっている。
もろすぎる特殊受け
能力値の配分は防御寄りに見えるが、かなり偏っている。HP100と特防65なら、控えめな特殊技には耐えられる。一方で防御が5しかないため、物理技はすぐに致命傷になる。しぜんかいふくは、引っ込めればやけど、まひ、ねむり、どく、こおりを治せるが、HPを回復するわけではなく、次の物理技で倒されるのも防げない。
リトルカップでは、ゴンベやベロリンガと枠を争う。ゴンベは全体的に高い能力値と、ピンプクにはない攻撃性能を持っている。ベロリンガは防御やサポート役をこなすための技をより多く使える。ピンプクにはねがいごともなく、ほかの選択肢と比べて回復役として競争できない理由のひとつになっている。ダブルバトルではフレンドガードに明確な使い道があり、味方が受けるダメージを減らせる。ただし、相手に直接狙われると自身は相変わらず非常にもろい。
できないことを求めずに使う
通常のプレイでは、中盤から終盤にかけて耐久力のあるメンバーが欲しいなら、早めに進化させるのが無難だ。それまでは、控えめな特殊技を受けてでんじはを使ったり、ひかりのかべを張ったり、まもるを活用したりするのが主な役割になる。状態異常が気になり始めたら、しぜんかいふくを使って引っ込めよう。
てんのめぐみは、あまいキッスなど追加効果に依存する技と相性がいいが、火力不足のため結果は限られる。チャームボイスは物理技より安全な選択肢で、特殊側を使えるものの、特攻15では本格的なアタッカーにはなれない。野生で出会ったときに持っていることがある道具には、まんまるいし、しあわせタマゴ、ラッキーパンチが含まれる。まんまるいしには、進化用の道具としての役割もある。