レイスポス徹底解説
影の馬とケルトのルーツ
暗い毛色の重種馬をベースに、豊かな maneと脚を包む霊体のような物質を組み合わせたデザインになっている。はっきりした尾がなく、脚の形も特徴的なため、ヨーロッパの重種馬を思わせる一方、軽い体つきと速さはフリージアンにも近い。神話的なモチーフは、ケルトの伝説に登場する軍馬や、死や霊と結びついた馬のイメージによく合っている。
英語名は、亡霊を意味する「spectre」と、中世に戦馬を指した「destrier」を組み合わせたもの。日本語名のレイスポスは「Reisupos」とローマ字表記され、霊を意味する「rei」や、ギリシャ語で馬を意味する「hippos」に関係する要素と、スペクトルのイメージを組み合わせている。コンセプトはバドレックスとも結びついており、ブリザポスとは対になる存在だ。
『冠の雪原』で生まれた種族
レイスポスは『ポケットモンスター ソード・シールド』の追加コンテンツ『冠の雪原』で初登場した。「くろいにんじん」と「つめたいにんじん」のどちらを選ぶかによって、同じセーブデータでは2頭の騎馬を両方手に入れられなくなる。もう一方を入手するには、別のプレイヤーや別のセーブデータが必要だ。この違いはフォルムチェンジではなく、別種のポケモンであり、全国図鑑では連続した番号に登録されている。
登場前は過去作で入手できなかった。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場したあとも、種族値、特性、進化系統は変わらなかったが、覚える技に「ドレインキッス」が加わった。この技によって、ゴースト技への自然な対策だったあくタイプに圧力をかけやすくなった。「テラバースト」も採用候補に入る。
倒すほど強くなる戦い方
特攻145、素早さ130、そして「くろのいななき」の組み合わせにより、KOには二重の価値がある。相手の脅威を1つ取り除くだけでなく、次のターンのダメージまで増やせるからだ。技構成の軸は「シャドーボール」で、「わるだくみ」を使えば攻撃前に特攻をさらに高められる。「めいそう」は立ち上がりこそ遅いが、特防も上げられるため、何ターンか場に残る必要がある試合に向いている。
「ドレインキッス」はあくタイプをカバーしながらHPを回復できるが、「シャドーボール」より威力が低い。「たたりめ」は、チームがやけどやねむりなどの状態異常をすでに与えているときに機能する。「みがわり」は、受け身なポケモンを相手に判断を迫るのに役立つ。ノーマルとかくとうを無効にできるため、繰り出せる場面はあるが、防御60と特防80は心もとない。主導権を失えば、あく技やゴースト技で倒される可能性がある。
ゴースト技を受けられる相手への対策
レイスポスで全抜きを狙うなら、ノーマルタイプとあくタイプをチームで削るか、先に倒しておきたい。かくとうタイプのアタッカーはあくタイプに圧力をかけられるため相性がよく、ステルスロックなどの設置技も相手をシャドーボールの射程に入れるのに役立つ。素早さ130は非常に高いものの、こだわりスカーフ持ちや素早さ操作の前では必ずしも先手を取れるわけではないので、より速い相手を処理しておくことも重要だ。
通常の対戦では、相手を1体倒したあとや、簡単には攻撃されない相手の前、または終盤に出すと動かしやすい。早い段階で出すと、特性を発動させる前に控えめな防御力でHPを削られやすい。黒い体色、生命エネルギーを食べる性質、霊馬のモチーフは初登場時から一貫しているが、「ドレインキッス」の追加によって、当初はかなり限られていた技の範囲が広がった。