エレズン徹底解説
毒性のある実験室の幼体
エレズンはコザキユースケがデザインした。見た目にはトカゲやカエルの要素と、人間の赤ちゃんらしい特徴が混ざっている。低い体つきはおむつを思わせ、胸の模様はよだれかけのように見え、駄々をこねる仕草が性格を説明している。頭のトゲは輪郭を荒々しくし、小さな恐竜に近い印象を加える。毒を持つ成体を表現したのではなく、自分が生み出すものをまだうまく扱えない幼体としてまとめられている。
毒素と電気の関係は、体の仕組みに組み込まれている。一般的なでんきポケモンのように雷を放つのではなく、汚れた水をろ過し、毒を生み出し、その化学成分を変化させて電流を得る。2種類の物質は別々の袋にためられ、皮膚から外へ出る。この設定によって、放電の電圧が低くても触れると危険だという点も説明できる。
電気と毒を組み合わせた名前
日本語名のエレズンは、electricとpoisonに由来する、2つのタイプをそのまま組み合わせた名前だ。エレズンの「エレ」はelectricを思わせ、「ズン」は毒の入った袋に関係する印象と結びつく。短く繰り返すような音は、生まれたばかりのポケモンらしい幼さも残している。スペイン語版では英語名をそのまま採用している。
第8世代からパルデアへ
エレズンは第8世代で、その進化先であるストリンダーとともに登場した。最初の図鑑説明では、感電したときのしびれと、毒から電気を生み出す仕組みが中心だった。次の世代では生態の説明が広がり、汚れた水を飲むことが単なる特徴ではなく、体の働きを説明する要素になった。わがままな性格や、かまってもらいたがる傾向も強調されている。
作品が変わっても個性は変わらず、エレズン独自のフォルムが追加されたわけでもない。紫色で直立した幼体という姿、タイプ、レベル30で進化する条件はそのままだ。冒険では一時的に採用するポケモンという位置づけで、序盤の技は複数の役割をこなせるが、進化させずに長く手持ちへ残すことを想定した種族値ではない。
レベル30までに活躍させる方法
特攻54のおかげで、ようかいえきは物理技より安定している。ほっぺすりすりでまひを狙えば、素早さ40を活かして相手の動きを止められる。なみだめは相手の攻撃面を下げるが、防御と特防が35しかないため、1ターン使うのは危険だ。ゲップは威力が高いものの、きのみを食べておく必要があり、これほど脆いポケモンで準備する価値があるとは限らない。
でんきとどくの組み合わせは、くさ、フェアリー、かくとう、はがねなどを相手に有用な耐性を持つ。じめんタイプに4倍弱点を突かれる点は重く、そのタイプの技を受ければ倒されやすい。エスパータイプにも弱点を突かれる。せいでんきは物理接触をけん制できるが、HP40を安全な耐久に変えてくれるわけではない。実際の役割は、進化の準備をしながら特殊ダメージとまひを与えることであり、長期戦に持ち込むことではない。