アマルス徹底解説
オーロラの下の竜脚類
デザインの元になっているのは、脊椎の突起で知られる竜脚類、アマルガサウルスの幼体だ。ここではその突起が、帆やとさかのような構造としてアレンジされている。アマルスではそれが頭に現れ、色も変化する。極地のオーロラを連想させる要素であり、こおりタイプや、夜にアマルルガへ進化することにもつながっている。
英語名の Amaura は、Amargasaurus と「aurora」を組み合わせたものだ。日本語名のアマルスは、恐竜の名前により直接近い。鳴き声とオーロラを結びつける図鑑説明も、デザインから切り離された飾りではない。化石、夜、光る構造をひとつのイメージにまとめている。
はっきりした設定を持つ化石種
アマルスは第六世代で、カロス地方の化石ポケモンの一匹として登場した。竜脚類の体を持つほかのポケモンとの差別化は、アマルガサウルスのシルエットと極地を思わせるデザインで行われている。こおりタイプで四足歩行の体つきなので、ラプラスと比べたくなるが、アマルスは海の生き物としては描かれていない。主なモチーフは陸上の恐竜とオーロラだ。
図鑑説明からも、具体的な背景が組み立てられている。群れで暮らし、ガチゴラスほど凶暴な天敵のいない、寒冷な地域に生息していた。化石からの再生は不完全な解決でもある。再び存在できるようになった一方で、現在の気候には適応できず、寿命が短くなってしまう。
世代による変化
第六世代と第七世代ではレベルアップで覚える技の構成が異なり、でんじはやいわおとしといった技が序盤から目立っていた。第八世代では技リストが組み直され、アンコールやげんしのちからなどの手段を早く覚えるようになり、フリーズドライも成長過程に加わった。タマゴ技にはオーロラベールも追加されている。
ソード・シールドでは、さらに教え技としてメテオビームが加わった。この変化で、いわタイプの特殊アタッカーとしての方向性は強まったが、素早さの低さや防御面の弱点までは解決していない。この種族がこれらの作品に登場したのは、最初から利用できるポケモンとしてではなく、アップデートコンテンツを通じてだった。
限界を無理に超えず活かす方法
通常のプレイでは、アマルスは手持ちの前半で、特殊アタッカーとして使い、こおり技を受ける相手への対策を持たせると活躍しやすい。れいとうビームは安定した選択肢で、ゆきふらしがあればふぶきにも価値が出る。だいちのちから、10まんボルト、ラスターカノンは、主力技を受けにくい相手への対応に使える。アンコールで変化技や危険性の低い攻撃を縛り、交代のための1ターンを作ることもできる。
かくとうタイプやはがねタイプの相手を前に居座らせるべきではない。防御50だけを頼りに物理技を受けるのも避けたいし、はかいこうせんは反動のある次のターンに何が起きるかを見通せないなら使わないほうがいい。寒冷地に適応した頑丈なポケモンを思わせるデザインだが、実際のステータスは別の姿を示している。相手に有利な場面で繰り出し、特殊側から攻撃し、弱点を突かれる前に引くのが基本になる。