サボネア徹底解説
カボチャの顔をしたサボテン
デザインの元になっているのは、樽型のサボテンだ。球形の体に筋が入り、腕はトゲだらけのこん棒を思わせる。頭の黄色い花は王冠のように見え、砂漠の植物らしさも強めている。もう一つ目を引くのが、暗い色の顔と、いくつもの円で形作られた口だ。彫ったカボチャを思わせるこの要素は、低いシルエットと開いた腕にもよく合っている。
日本語名のサボネアは、日本語でサボテンを意味するsabotenと、上品で洗練された外見を連想させる英語のdebonairを組み合わせたものだ。「Cacnea」も同じように、cactusと日本語名、あるいはcactusとdebonairを組み合わせた名前と考えられる。花があることで、ただのサボテンではなく、観賞植物のような雰囲気を持ちながら危険でもある植物に仕上がっている。
乾燥を示す花
ポケモン図鑑の説明には一貫した考え方がある。過酷な環境は花を弱らせるのではなく、むしろ美しくするのだ。生息地が乾いているほど、花は美しく香り高くなる。この設定によって、捕食者としての行動にも筋が通る。獲物を追いかけるのではなく、香りで誘い、トゲの届く距離まで入ってくるのを待つ。
この種族は第3世代で登場し、それ以来同じ進化系統を保っている。初期の作品では、とどめばりが進化後と共有する特徴的な習得技だった。世代を重ねるにつれて専用ではなくなり、まきびし、ふいうち、エナジーボール、わるだくみといった技が使えるようになった。現在の作品でも、最初の一部バージョンで一時的に失われたあと、再び使えるようになったタマゴ技が残っている。
サボテンを育てる前に
こうげき85ととくこう85は二つの型を試したくなる数値だが、すばやさ35がどちらの型にも重くのしかかる。特殊型は、わるだくみ、エナジーボール、どくづきやあくのはどうのような範囲技を組み合わせる形がわかりやすい。物理型にはつるぎのまい、やどりぎのタネ、ふいうちがあるものの、ぼうぎょ40ととくぼう40を見ると、長く場に居座れないことがはっきりわかる。
まきびしは、相手が頻繁に交代する場合に最も実用的な手段になる。ちょすいがあればみずタイプの攻撃に繰り出してHPを回復できるが、HP50が大きな запасになるわけではない。すながくれは、すなあらしを前提にした構成でのみ採用する価値があり、その天候以外では何の効果もない。ストーリーでは、みず、じめん、いわタイプの相手にぶつけ、ほのお、ひこう、むしタイプとの戦いは避けたい。
ほかのサボテンとの違い
マラカッチとは分類が共通しているが、見た目のコンセプトが同じ役割を果たしているわけではない。マラカッチが茎と花を持つ植物を表現しているのに対し、サボネアは攻撃用の腕を備えたコンパクトな体に形を集約している。また、進化後とはタマゴグループのしょくぶつとひとがたも共通しており、二足歩行の姿勢によく合う組み合わせだ。
0.4 mの体としては、51,3 kgという重さも目を引く。体内に蓄えている水の量が理由と考えられるが、図鑑の説明では空洞の体や具体的な仕組みまでは語られていない。年に一度咲く花、30日間水を飲まずに耐える性質、トゲで獲物を誘って倒す習性が合わさり、ほとんど何も育たない場所で生き残るために設計された種族の個性を形作っている。