メレシー徹底解説
鉱物と伝説の生き物
メレシーのデザインには、地下にまつわるいくつもの要素が組み込まれている。体は原石を思わせ、埋め込まれた宝石は、いくつかの伝承で光を放ち体に宝石を身につけた存在として語られる伝説上の生き物、カーバンクルにつながっている。地下深くの圧力と熱も、鉱物やダイヤモンドの形成とうまく結びつく。
丸みを帯びた形やひげ、体から垂れ下がった小さな構造物によって、洞窟に生息する幼虫のような印象も受ける。ただの動かない岩ではない。眠り、光線で身を守り、ほかの個体の輝きを保つことにも関わっている。こうした組み合わせが、単なるいわの生き物ではなく、ほうせきポケモンである理由になっている。
メレシーの名前
メレシーは、日本語では英語名とは異なる名前になっている。日本語名のメレシーは、小さくカットされた石や希少性を思わせる響きを持ち、石を意味する日本語にもつながっている。名前の終わりはディアンシーとも音が近く、両者の関係を意識したものになっている。
カロスから現在のゲームまで
メレシーは第六世代で、いわ・フェアリーという新しいタイプの組み合わせとともに登場した。それ以来、種族値、タイプ、進化しない種としての立ち位置は変わっていない。カロス地方の図鑑からすでに地下で生まれることや、光線を放つことが語られており、アローラ地方では宝石に囲まれた女王の周りで集団が暮らす姿も描かれた。
世代によって入手しやすさはまちまちだ。第六世代より前には存在せず、すべての本編作品に登場したわけでもないが、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では再登場した。現在の技構成はサポート寄りで、ステルスロック、ひかりのかべ、リフレクター、トリックルーム、防御系の技に加えて、パワージェム、ムーンフォース、ストーンエッジも覚える。
活用する方法
通常の冒険では、みず、くさ、じめん、はがねタイプの攻撃を持たない物理・特殊アタッカーを相手に出せば、高い防御系能力を活かせる。1ターンを有効に使うなら、もっとも実用的なのはステルスロックだ。特殊アタッカー対策にはひかりのかべが役立つ。チームが遅いポケモンを中心に組まれているなら、アタッカーに仕立てようとするよりも、トリックルームを使うほうが理にかなっている。
クリアボディなら能力を下げられないが、最初の行動を確実に通したいときにもっとも重要なのはがんじょうだ。HPを満タンに保つことが重要で、わなや追加ダメージによる消耗でこの保護は失われる。ちょうはつを使える相手の前には、なるべく出さないほうがいい。攻撃性能が控えめすぎて、相手にプレッシャーをかけにくいからだ。
小さな体と宝石という共通点から、外見はヤミラミにも似ている。ただし、メレシーは地下で生まれた鉱物の生き物であり、宝石を盗む存在ではない。バトルで比べるなら、重要なのは別の点だ。メレシーは耐久とサポートを担当し、ダメージは味方に任せるポケモンである。