ペラップ徹底解説
くちばしを持つ八分音符
デザインは、鳥の体にいくつもの音楽的なモチーフをまとめている。黒い頭は八分音符の形をしており、細長い尾はメトロノームを思わせる。羽毛とくちばしによってオウムらしさが強まり、とくに鮮やかな色を持つ小型のオウムに近い印象を受ける。白い首は襟のように見え、演奏者や歌手のイメージを強める要素になっている。
英語名のChatotは「chat」と「parrot」を組み合わせたものだ。日本語名のペラップは、流暢に話すという意味の「ぺらぺら」をもとに、オウムとラップの要素を加えている。これは行動と切り離された語源ではない。声をまね、言葉を繰り返し、他者の音を使うことが、この種の中心にある。
役割が変わった声
ペラップは第4世代で登場し、ゲームと音声がとくに直接結びついた種族だった。専用技のおしゃべりは、当時のゲーム機のマイクで音声を録音し、技を使うときに再生できた。この機能は後の作品で廃止され、技も個人の録音には依存しなくなった。その変更によって、この種族が持っていた技術面での大きな特徴のひとつが失われた。
さらに、対戦面でも珍しい影響があった。おしゃべりに結びついた音声システムによって、過去世代の一部のオンライン対戦では制限が設けられたのだ。その機能がなくなると、ペラップは独特なギミックの一部を失い、種族値と習得できる技によって評価される存在になった。
道中の鳥たちとの違い
ヨルノズクと比べると、ペラップは素早さと特攻に大きく寄っている一方、攻撃を受ける余裕は少ない。ピジョットは複数のチームで攻撃役として採用する理由を作りやすく、ムクホークは物理側からはるかに強い圧力をかけられる。ペラップは狭い立ち位置にいる。素早く動き、特殊側から攻撃できるものの、耐久の低さから場に出すタイミングを慎重に選ばなければならない。
攻撃65も物理技を活かすうえでは助けにならず、努力値として攻撃を獲得するのに、優れた数値は特攻と素早さにある。データ全体を確認するまで、配分がちぐはぐに見える種族のひとつだ。
ターンを無駄にせず活かす方法
通常のプレイでは、じめん技を受ける場面や、相手から反撃されにくい状況で場に出し、わるだくみを使ってエアスラッシュやぼうふうで攻めるのがもっともわかりやすい流れになる。はねやすめは交代を強いることでできた隙に使うもので、どんなアタッカーの前にも居座ってよいという意味ではない。強力な技を外す損失が大きすぎるときは、つばめがえしがより安全な選択肢になる。
するどいめは命中率を下げられず、相手が特定の条件を発動させる必要もないため、もっとも安定した特性だ。ちどりあしは混乱したときに価値があるものの、回避率に頼ると、ただでさえ限られているターンに運要素が加わる。はとむねは防御低下を防ぐが、防御45や特防42という低い基礎耐久を補うものではない。
ペラップの捕獲も、その性格に合っている。捕獲率30のため、小さくて一見無害な生き物でも、予想以上の準備を求められる。