カムカメ徹底解説
ミニチュアサイズのカミツキガメ
カムカメのデザインは、極端に大きな頭、幅広い口、そして一度噛みつくと離れにくい攻撃性で知られるカミツキガメを参考にしている。岩のようなツノは、もうひとつの攻撃手段だ。甲羅の飾りではなく、噛みつく前に繰り出す一撃になっている。日本語名は カムカメ(カムカメ)で、「噛む」と「カメ」に関係する言葉を組み合わせたものだ。英語名のChewtleも「chew」と「turtle」を組み合わせているため、どちらの名前も同じ特徴を指している。
ソード・シールドからパルデアへ
カムカメは、その進化形である カジリガメ とともに第8世代で登場した。『ポケットモンスター ソード』と『ポケットモンスター シールド』では、水辺での出会いと、進化後の大きさをまだ扱いきれていない攻撃的な幼体というイメージが結びついていた。その後も『ポケットモンスター スカーレット』と『ポケットモンスター バイオレット』に登場している。
技のレパートリーも世代をまたいで変化している。第8世代では、カムカメとカジリガメがくらいつくを覚えることが知られている唯一のポケモンだったが、その独占状態は第9世代で崩れた。現在は、レベルアップでアクアブレイク、くらいつく、のしかかりを覚えられるほか、ハイドロポンプ、こおりのキバ、ドラゴンテール、じだんだをわざマシンで覚えられる。
284の種族値をどう使うか
配分は、シンプルな物理型に向いている。がんじょうあご、かみつく、くらいつくを軸にし、レベルアップで覚える技の中ではアクアブレイクを最も威力の高いみず技として組み込める。まもるは相手の反応を見るのに使え、タマゴ技のからをやぶるがあれば、準備の1ターンを作ることもできる。特殊攻撃を受ける役割は任せないほうがいい。特防38は、特攻38と並ぶ最低の数値だからだ。
通常の冒険では、固定メンバーというより一時的なアタッカーとして使うほうが向いている。みずでっぽうは序盤の戦闘をこなし、みずに耐性を持つ相手にはかみつくで対応でき、ずつきなら等倍で通しやすい物理技としてより高い威力を出せる。雨が降っているなら、すいすいで素早さ44をある程度補える。その状況以外では、くさタイプやでんきタイプの相手には引かざるをえず、防御の高いポケモンにも攻撃を止められやすい。
棒を使った遊び
カムカメが歯で棒に食いついたまま持ち上げるという発想は、単なる戦闘時の演出ではない。図鑑ではそれが子どもたちの間で人気の遊びとして描かれており、攻撃していないときでも物に噛みついている理由にもなっている。伸びてくる前歯の痛みを和らげるために噛むという説明ともつながる。
進化すると、このコンセプトの規模が変わる。カムカメは小さくて頭が大きく、まだ衝動的だ。カジリガメは顎とツノを残しつつ、いわタイプと、はるかに重量感のあるシルエットを得る。何にでも食いつく幼体から、その噛みつきを主な戦闘能力へと変えたカメへ。進化ライン全体が、まっすぐな流れでつながっている。