ジュラルドン徹底解説
ジュラルミンでできた塔
日本語名のジュラルドンと英語名のDuraludonは、同じ構成を保っている。最もわかりやすい由来は、軽くて丈夫なアルミニウムと銅の合金、ジュラルミンだ。さらに「durable」「dragon」や、恐竜の名前によく使われる「-don」の要素も含まれている。金属質でドラゴンの特徴をもち、先史時代の生物を思わせる姿に合った名前だ。
見た目に最も直接的に反映されているのは、鋭くとがったシルエットをもつロンドンの超高層ビル、ザ・シャードだ。ガラル地方とのつながりは、ジュラルドンをはるかに大きな塔へと変えるキョダイマックスのすがたによってさらに強調されている。バンギラスとのライバル関係は、日本の怪獣映画に登場する巨大怪獣同士の対決を思わせる。ただし、片方が生物の破壊的な力を表すのに対し、もう片方は街を見下ろす建物の存在感を表している。
もろいアタッカーから進化を得たポケモンへ
ジュラルドンは第8世代で、進化のない種類として登場した。当時はタイプの組み合わせが魅力的で、特攻120と防御115も高かったが、特防50のせいで特殊技に対して後出ししにくかった。キョダイマックスのすがたによって、そのギミックを使う対戦で存在感は得たものの、能力値が抱える構造的な欠点までは解決しなかった。
第9世代では、ふくごうきんぞくを使うと進化するブリジュラスが追加された。この変化によってジュラルドンの評価は変わった。最終進化形ではなくなったため、しんかのきせきを使えるようになったからだ。道具によって防御性能は上がり、特防もある程度補えるが、非常に強力な特殊アタッカーから受けるダメージまでなくせるわけではない。低いティアの環境では、ステルスロックやでんじは、交代を誘う技を使えるサポート兼特殊アタッカーとして居場所を見つけている。
ターンを無駄にしない使い方
攻撃型は、耐性のある技に合わせて場に出し、ラスターカノンやりゅうのはどうを撃って、倒される前に下がりたい。りゅうせいぐんは相手の守りを崩すのに役立つが、特攻が下がるため次のターンまで考えて使う必要がある。10まんボルトはみずタイプへの打点になり、ドラゴン技に合わせて安全に出てくる相手を許しにくくする。
防御型は防御115を生かしてステルスロックをまいたり、でんじはを使ったり、ドラゴンテールで積み技を使う相手の動きを止めたりする。ボディプレスは攻撃ではなく防御を使えるが、レベルアップでは覚えず、技マシンで覚えさせる必要がある。すじがねいりは、相手が味方に攻撃を引き寄せる戦術を使うダブルバトルで価値が高い。
薄いよろいをまとう代償
はがね/ドラゴンタイプは多くの攻撃から守ってくれるが、かくとうとじめんへの弱点は大きな負担になる。特防50のせいで、タイプ相性による耐性と、実際に攻撃を耐えられるかは分けて考えなければならない。強力な特殊アタッカーなら、技が効果抜群でなくても交代を強制できる。
また、より優れた回復手段や補助性能、防御性能を持つほかのはがねタイプとも競合する。特攻の高さで相手に警戒を強い、補助技でチームの具体的な不足を埋められると、ジュラルドンの価値は上がる。そうした条件がなければ、相対的な遅さと特殊耐久の低さによって、すぐに立場を失ってしまう。