バクオング徹底解説
教会オルガンに脚をつけたようなもの
英語名は explode と loud を縮めたもので、日本語名のバクオングは、「爆発」の爆に音を組み合わせている。爆音は文字どおり「大きな音」を意味し、語尾は音楽を連想させる音楽にもつながる。2つの要素はデザインにも入っている。体から伸びるのはスピーカーではなくオルガンの管で、だからこそ音量を上げるだけでなく、意思疎通のためにさまざまな音色を調整できる。シリーズで唯一、進化系統全体がひとつの管楽器を中心に作られているラインだ。
また、3段階すべてが、防音という特性を持ちながら正反対のことをしている唯一の系統でもある。ゴニョニョは自分の叫び声に怯え、ドゴームはその声でトラックをひっくり返し、バクオングは近所の相手と話すため、そして山を崩すために使う。
第六世代の10ポイント
第3世代で登場したときの種族値合計は480で、特防は63だった。第6世代でこの数値が73に引き上げられ、現在の合計490になった。控えめな調整だが、同時にもっと重要な変化もあった。ばくおんぱという同世代の新技が、ポケモン図鑑で10年にわたって描かれてきた姿に、ようやく見合う攻撃手段を与えたのだ。それ以前は、声で地震を起こすポケモンが、ほかのポケモンと同じようにギガインパクトで締めるしかなかった。
ばくおんぱをよりうまく撃つのは誰か
比較すると気まずい相手がオンバーンである。同じ技を特攻97、素早さ123で覚える。先に攻撃できるうえ、ゴーストタイプに対して隠れ特性で相性の穴を埋める必要もないタイプから撃てる。バクオングはHPで104対85と上回り、レベル1からかみくだく、わざマシンでじしんを覚えられるため物理側にも切り替えられるが、その交換条件が有利に働くことはほとんどない。
同じ地方のノーマルタイプの中でも、特に目立つ存在ではない。ケッキングは種族値合計670、攻撃160を持つ一方、なまけによって2ターンに1回しか動けない。バクオングにはその負担がない。毎ターン攻撃でき、2つの攻撃性能が同値で、オーバーヒート、シャドーボール、なみのり、ふぶきまで含む長いわざマシンの習得範囲もある。つまり、変わった条件なしで、よく選んだ4つの技枠を使うのに十分な耐久を持つアタッカー。それがちょうどこのポケモンの立ち位置だ。
系統の細部
3匹とも生息地は洞窟で、色は青。進化すると特防が一気に上がり、23、43、73になる。物理耐久は63にとどまり、中間形態からわずか20しか増えないため、弱点はそこに残る。特攻も51、71、91と20ずつ段階的に伸びる。系統全体が同じ設計図の上で、3段階を一度に組み立てられたことがわかる、きれいなパターンだ。