オノンド徹底解説
キバを中心に組み立てられたドラゴン
キバゴの系統は第5世代で登場し、後ろから前へ組み立てるようにデザインされた。オノノクスはイッシュ地方のポケモンとして初期から考えられており、その後に進化前のポケモンが加えられて、まとまりのある進化の流れが形作られた。オノンドは爬虫類らしいシルエットと恐竜を思わせるトサカを残しつつ、斧の刃のようなキバに視線が集まるデザインになっている。この選択が、あごオノポケモンという分類名と、fractureとaxeを組み合わせた英語名の両方につながっている。
日本語名のオノンドも、斧との結びつきを保ちながら、歯や先史時代の動物を思わせる語尾を加えている。デザインにはトサカを持つ恐竜や、頭部に高く盛り上がった構造を持つ爬虫類の特徴も取り入れられている。鎧や外部の武器を必要とせず、自分のキバそのものがその両方の役割を果たしている。
縄張りを争う捕食者から最終進化形へ
ポケモン図鑑の説明では、縄張り争いの激しさは脇役の設定ではない。個体同士の戦いがキバを研ぐ必要性につながり、キバを失う危険が戦い方まで変えている。どの戦いも、あとに残る傷や欠損につながりかねないのだ。オノノクスへの進化ではこの要素がさらに大きくなり、キバゴは同じ系統における、より小さく未発達な段階を表している。
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で初登場し、その後の世代にも登場を続け、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にも登場した。ゲーム上の立ち位置は一貫しており、準備技を使えるドラゴンタイプの物理アタッカーで、最終進化形になると種族値の配分がより整う。現在の技構成には、わざマシンの仕組みや第5世代の教え技に依存していなかった選択肢も含まれているため、育て方は変わってきたが、中心となるコンセプトは変わっていない。
こうげきの高さだけでは欠点を隠せない
こうげき 117のおかげで、ドラゴン技を半減できない相手の交代に十分な負荷をかけられる。りゅうのまいはダメージとすばやさを同時に高め、つるぎのまいは自由な1ターンを即座に脅威へ変える。ドラゴンクローは安定した選択肢で、げきりんはより高威力だが、数ターンにわたって同じ技を使い続けなければならない。みねうちは捕獲用に役立ち、HPの少ない野生ポケモンを残したい通常プレイでも意味がある。
この戦い方には、とうそうしんよりもかたやぶりのほうがよく合う。相手の特性を無視できれば、特定の防御手段を気にせず攻撃できるが、ドラゴンタイプの弱点が消えるわけでも、すばやさ 67が改善されるわけでもない。HP 66、ぼうぎょ 70、とくぼう 50なので、脅威にならない相手に後出しするか、味方が交代を誘ったあとに繰り出す必要がある。こおり、ドラゴン、フェアリータイプの攻撃は特に厄介だ。
無理なくパーティに組み込める場所
ストーリー攻略では、レベル18でドラゴンクローを覚えてから物理アタッカーとして機能する。レベル27でりゅうのまいを覚えることで、ただ攻撃するだけでなく、自分なりの戦い方を持てるようになる。遅い相手や弱った相手には、能力を1段階上げるだけで数ターンのあいだ一掃できることもあるが、すばやい相手が多いパーティにはサポートへの依存が大きい。
未進化ポケモンが参加できるルールでは、こうげきの高さとつるぎのまいによって、よりはっきりした役割を持てる。それでも耐久力の低さと平凡なすばやさは変わらないため、すばやさ操作、安全な繰り出し手段、フェアリーに対処できる味方で支える必要がある。進化の流れには、キバゴがキバで戦うことを覚え、オノンドがそのキバを戦闘手段へと昇華し、オノノクスがその特化を成体の姿まで突き詰めるという、明確な成長が表れている。