ネッコアラ徹底解説
枕を標準装備したコアラ
デザインのモチーフはコアラだが、枝にしがみつく姿ではなく、いつでも抱えている木の幹に置き換えられている。この木の幹は枕のような役割を果たし、完全に目を覚ますことが決してないというイメージを強めている。ポケモン図鑑の説明はさらに踏み込み、ただ長く眠るのではなく、一生のすべてを夢の中で過ごしているとする。繰り出す動きは見ている夢を表しており、夢が特に深くなると動かなくなる。
英語名のKomalaはcomaとkoalaを組み合わせたもの。日本語名の ネッコアラ は、動物と根や切り株を結びつけており、抱えているものともよく噛み合う。分類のゆめうつつポケモンはムシャーナと同じだが、2匹が眠りを表現する方法は異なる。ムシャーナが夢そのものに焦点を当てるのに対して、ネッコアラは目を覚ませないことを軸にしている。
眠りを定義し直す特性
ぜったいねむりは、単なるねむり状態への耐性ではない。ネッコアラを眠っている扱いにしながら、同時に攻撃も可能にする。この組み合わせがあるからこそ、ねごとを覚える意味が生まれ、眠っているポケモンに関係する効果もネッコアラと相互作用する。実戦で最も役立つのは、状態異常によって役割を止められない点だ。
ノーマルタイプなので、ゴーストタイプの攻撃を受けて繰り出せるのも、耐性の少なさを部分的に補っている。この無効を大切にしたい。テラスタルでタイプを変えると、数少ない優秀な受け出し先のひとつを失い、眠りに関係する一部の攻撃から別の影響を受けることもある。
アローラでの登場からパルデアまで
ネッコアラは第7世代で初登場した。その後、『ポケットモンスター ソード・シールド』の追加コンテンツ『鎧の孤島』に登場し、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にも登場している。進化も別の姿も必要とせず、木の幹、眠り続ける性質、ぜったいねむりが、今もその個性をすべて支えている。
後の作品への再登場でも、動きの遅いポケモンと比較するうえで役立つ特徴は変わらない。行動するために目を覚ます必要がないのだ。この点ではカビゴンとは異なる。カビゴンも戦い方の一部として眠るが、眠り続けること自体が自然な戦闘条件になっているわけではない。
無理をさせずに活かす方法
通常の対戦では、状態異常に頼る相手に後出しするか、チームが場の状態を解除する必要があるときにネッコアラを繰り出すと活躍しやすい。こうそくスピン、はたきおとす、ねがいごと、まもるを使い分ければ、場の整理、道具の管理、回復をこなせる。とんぼがえりは素早さの低さとも噛み合っている。攻撃を受けたあとに交代し、より速い仲間を場に出せる。
火力を求めるなら、つるぎのまいで攻撃115を活かせる。ウッドハンマーも強力な物理技だが、反動で行動できるターン数が限られる。ふいうちは条件つきの先制技で、攻撃しようとする相手に負荷をかけられるものの、十分な素早さの代わりにはならない。防御65なので、強力な物理アタッカー、特にかくとうタイプは避けたい。物理受けを相手にすると、つるぎのまいを使えなかったり、相手がサポートのターンを積み技に使えたりした場合、ネッコアラは力を失う。