ミミロップ徹底解説
垂れた耳、手袋、ブーツ
デザインのもとになったのはロップイヤーラビットで、頭の両側に垂れた長い耳もそこから来ている。ブルビペディアでは、毛皮やフェイクファーの袖口とブーツを身につけたファッションモデルへの視覚的な参照も指摘されている。単に飾りをまとったウサギではない。危険を感じると耳で体を隠し、四肢に攻撃性を集中させる。
英語名は、垂れ耳のウサギを指す「lop」と「bunny」を組み合わせたもの。日本語名のミミロップは、「耳」を意味するmimiと「lop」から作られている。日本語名は身体的な特徴を前面に出し、英語名は種のモデルになった動物を強調している。
用心深さから一撃へ
第4世代で初登場したミミロップは、素早さは高いものの攻撃が控えめで、競技で採用する理由の少ないノーマルタイプだった。特性ぶきようによって道具を入れ替える技と組み合わせた役割は得たが、火力、耐久、かくとう技を受けながら場に出る難しさまでは解決できなかった。
第6世代では、メガミミロップの登場によって評価が変わった。この姿はかくとうタイプときもったまを獲得し、ノーマル技とかくとう技でゴーストタイプのポケモンにも攻撃できる。結果として、先制技を活用しながら攻撃的なチームに圧力をかけられる、はるかに危険な物理アタッカーになった。2つの姿の差が大きいため、ミミロップの対戦史ははっきり2つの時期に分かれている。
ミミロルから受け継いだもの
ミミロルの時点で、弱そうに見えてもキックで反撃する動物というイメージがすでに示されている。進化してもその性格は変わらず、用心深く、戦いを好まない。変わるのは反撃の規模だ。図鑑の説明も、素早く逃げる姿から、相手を簡単に遠ざけるほどの一撃へと変化する。
毛並みを手入れする性質も、2つの段階をつないでいる。ミミロップは年に2回毛が生え変わり、暖かく軽い冬毛を生やす。見た目には装飾のように見える特徴に、実用的な役割を与える設定だ。
無理をさせない使い方
通常の姿なら、終盤に温存して使うのがよい。105の素早さで多くの相手に先手を取れるが、攻撃76では無傷の相手を一撃で倒せるとは限らない。すてみタックルとインファイトは異なる状況に対応でき、じゃれつくはフェアリーに弱い相手への打点になる。チームがまひを警戒するなら、特性はじゅうなんを優先したい。ぶきようを採用する意味があるのは、相手の道具を無効化する戦術を軸にするときだけだ。
シングルバトルでは、味方が相手の交代を誘ったあとや、相手を削ったあとに繰り出すのが向いている。かくとう技を受ける相手の前には出さず、こちらの攻撃を耐えて反撃できるポケモンの前に居座るのも避けたい。素早さは確かな長所だが、火力不足とHP65をそれだけで補えるわけではない。メガシンカが使える作品では、別の姿になることで評価が一変し、より信頼できる攻撃性能から同じキックを活かせる。