ワンリキー徹底解説
腕が先、空手は後
日本語名のほうが英語名より文字どおりだ。ワンリキーは、腕を意味する腕(wan)と、力を意味する力(riki)にかかっている。腕力(wanryoku)を作るのと同じ組み合わせだ。言葉遊びも別の意味もなく、そのまま「腕の力」で終わっている。
英語圏の名前は別のことをしている。Machopは、メキシコのプロレスラーが叫ぶあのスペイン語のmachoと、空手の手刀を意味するchopを組み合わせたものだ。この冗談は日本語訳では完全に失われる。日本語名のワンリキーは英語名と同じではなく、ここでは「マッチョ」という誇張表現にも聞こえず、辞書に載っている言葉にしか聞こえない。系統全体が同じ型を繰り返している。Machokeは絞め技のchoke、Machampはチャンピオンのchampだ。
3段階進化と通信ケーブル
この系統は、完成させるために交換を必要とした初期の系統のひとつだ。1996年に2本のソフトをつなぐために考えられた仕組みであり、30年後になっても、自分のカイリキーを見るうえで最大の障害であり続けている。『Pokémon LEGENDS アルセウス』が初めて代替手段を用意した。ゴーリキーに「つながりのひも」を使えば、交換と同じ役割を果たし、向こう側に相手がいなくても進化できる。
15年後にはドッコラーが同じ構成を繰り返した。かくとう単タイプ、3段階進化、最後は交換進化。世代が変わって系統のデザインがどれだけ変わったかを測る材料になる。イッシュの個体は角材を抱え、背景がある。一方、カントーの個体は筋肉、それだけだ。
もうひとつ重要な時期が第4世代で、ここで第2特性としてノーガードが追加された。強力だが命中率に難のあるわざを確実に当てられるため、これが一家全体に対戦での意味を与えた。夢特性のふくつのこころは、ひるむたびに素早さを上げる。しかし、もともとの素早さが35なので、意味が出るまでには何度もひるまなければならない。
どこで見つかるか
カントーではイワヤマトンネルとチャンピオンロードに出現する。どちらも暗く閉ざされた場所で、図鑑説明でダンベル代わりにされているイシツブテの一族と洞窟を共有している。シンオウではテンガン山と複数の道路に登場する。ゲーム内交換で手に入ることもある。『ポケットモンスター 金・銀』ではコガネシティのデパートでスリープと交換でき、『ポケットモンスター サン・ムーン』ではアローラ地方の2番道路でオニスズメと交換できる。
『Pokémon LEGENDS アルセウス』でレベルアップによって覚えるわざは8つだけで、レベル1のたいあたりからレベル43のインファイトまで。レベル18のダブルアタックとレベル34のすてみタックルが、ノーマルタイプの埋め合わせとして入っている唯一の2つだ。第1段階のポケモンとして見ても短いレパートリーであり、レベル28を超えて進化させずに使い続ける人がほとんどいない理由もそこにある。