エムリット徹底解説
感情の湖
エムリットは、ユクシーやアグノムとともに、シンオウの湖のトリオを構成している。それぞれが心の働きである知識、感情、意志を体現している。ポケモンずかんの説明では、その考えがまったく異なるイメージで描かれている。エムリットは水中で眠り、その魂が湖の上へ浮かび上がる。また、人々に悲しみや喜びといった感情を教えたともされている。
デザインは、浮かぶ体、額の宝石、妖精のような生き物を思わせるシルエットを2体の仲間と共有している。ピンク色はユクシーやアグノムとの差別化になり、感情とのつながりも強調している。3体のトリオには日本の三種の神器の要素も取り入れられており、エムリットは玉にあたる位置を占めている。
三湖トリオのために作られた名前
日本語名はエムリットで、ローマ字ではEmritと表記される。英語名のMespritは「me」と「spirit」を組み合わせたもので、感情の神としての役割や、精神的な性質に合っている。語尾もトリオの妖精的なパターンを保っており、Uxieはpixie、Mespritはsprite、Azelfはelfを思わせる。
この名前は見た目だけを表しているわけではない。「me」は個人の感情体験を示し、「spirit」は眠っているあいだに体を離れる魂を指している。名前、かんじょうポケモンという分類、ポケモンずかんの説明は、エムリットをフェアリータイプにすることなく、同じイメージへと結びついている。
波のある対戦史
第4世代のゲームでは、エムリットは幅広い技構成を活かしやすかった。攻撃 105と特攻 105を持つため、チームの ihtiyaçに応じてサイコキネシス、しねんのずつき、10まんボルト、れいとうビーム、とんぼがえり、ステルスロックを選べた。めいそう、トリックルーム、ひかりのかべ、リフレクター、いやしのねがいも使えた。
その後の対戦環境では、より限られた立ち位置に収まっている。攻撃とサポートを両立できる点は今も有用だが、それぞれの役割をより安定してこなすポケモンがほかにいる。ユクシーは防御面で優れ、アグノムは素早さと攻撃性能で上回る。エムリットはその中間に位置し、ユクシーより火力があり、アグノムより耐久が高い一方、どちらの分野でも決定的な強みを持つわけではない。
活かし方
特性のふゆうによってじめん技に合わせて繰り出し、サイコキネシス、エナジーボール、れいとうビームで相手に負担をかけられる。じめん技に頼って弱点を突こうとするチームに対して、特に機能しやすい動きだ。ステルスロックは、交代を誘ったターンにそのまま設置できる。ただし、壁役として扱うのは避けたい。HP 80と素早さ 80では、蓄積ダメージの中で長く居座るには足りない。
めいそうを使うなら、先にあくタイプと素早いアタッカーを処理しておきたい。チームが主導権を維持したい場合は、とんぼがえりのほうが安全だ。味方がすでに役割を果たし、HPを最大まで戻したいときには、いやしのねがいが役に立つ。耐久の専門家と正面から殴り合ったり、速い攻撃を耐え続けたりする役割を求めてはいけない。エムリットの価値は、相手がじめん技を警戒するターンに、圧力、技範囲、サポートを組み合わせることにある。