メタング徹底解説
2匹のダンバルと機械的なシルエット
デザインの出発点は、2匹のダンバルが文字どおり融合した姿にある。前の種から受け継いだツメ付きの腕を残しながら、それを幅広く浮遊する体に組み込んでいる。正面から見たシルエットは空飛ぶ円盤を思わせ、同時に脚のないカニにも見える。中央の円盤が甲羅の役割を果たし、腕はハサミのように機能する。磁力で空中にとどまる生き物というコンセプトにもよく合っている。
日本語名はメタングで、国際的なローマ字表記ではMetangと書く。最もわかりやすい由来は「metal」で、全体として金属を打ったときの音にもかかっている。磁力とのつながりはこの進化ラインの仕組みに合っているが、日本語、英語、スペイン語で名前は変わらない。
はっきりした中間進化
メタングはダンバル、メタグロスとともに第3世代で初登場した。それ以来、種族、はがね・エスパーの組み合わせ、レベル45での進化は変わっていない。後の世代のポケモン図鑑でも、2つの脳がつながっていることと、磁気を帯びた鉱物、特にノズパスに関係するものを追うことが繰り返し語られている。
タイプ相性の歴史は変化している。第六世代以前は、ゴーストとあくから受けるダメージは等倍だった。第六世代からは、どちらのタイプも効果ばつぐんになった。この変更によって防御面での繰り出し性能は落ちた。もともと多くのHPを維持する必要があるポケモンにとって、よく使われる脅威が2つ増えたからだ。
近年の作品でも、覚える技の構成はわかりやすい。レベル6でしねんのずつき、レベル18でラスターカノン、レベル34でサイコキネシス、レベル50でコメットパンチを覚える。わざマシンでは、じしん、アイアンヘッド、ステルスロック、てっぺき、こうそくいどうも使える。役割を変える別の姿は存在しない。
レベル45までの活かし方
ストーリーでは、つなぎの防御役として扱うといい。ノーマル、くさ、こおり、いわ、ドラゴン、フェアリーの攻撃には出しやすいが、じめん、ほのお、ゴースト、あくには向いていない。クリアボディは相手が能力を下げようとしたときに役立つものの、HPの低さや動きの遅さまでは補えない。
シンプルな構成なら、しねんのずつきまたはアイアンヘッドに、じしんとてっぺきを組み合わせられる。相手の交代を咎めたいなら、4枠目にステルスロックを入れる。こうそくいどうで50の素早さを補うのも悪くないが、そのために1ターン使うと、HPが多くない防御役を無防備にすることになる。
捕獲率と磁力の要素
捕獲率3という数値からも、適した場所に出現していても苦労する種だとわかる。特性ライトメタルは体重を半分にするが、通常のストーリー攻略では、外部からの能力ダウンを防いでくれるクリアボディのほうが役立つ場面が多い。
鉱物との関係は、ポケモン図鑑の説明だけにとどまらない。ノズパスを追いかけることや、荒野のような環境に現れることにもつながっている。野生で持っていることがあるメタルコートも、同じ工業的なイメージを補強する。レベル45に達するとメタグロスへ変わり、2本の腕を持つシルエットを離れて、2つの脳が結合した姿を完成させる。