マネネ徹底解説
ミニチュアサイズのパントマイム芸人
マネネのデザインは、パントマイム芸人に扮した幼い子どもをもとにしている。赤い鼻と鮮やかな色合いはピエロのイメージにも近く、丸みを帯びた体と細い手足は人形や手人形を思わせる。頭の青い突起は耳あてのついたニット帽のようにも見えるが、とがった形は道化師の帽子や童話の妖精にも当てはまる。
英語名は「mime」と「Jr.」を組み合わせたもので、バリヤードの幼体版であることを示している。日本語名のマネネには、ものまねに関係する「まね」が含まれている。相手の注意を引くためにまねをし、だますことに成功すると逃げ出すという発想は、名前にも行動にも表れている。
エスパーからエスパー・フェアリーへ
第4世代で、バリヤードに関連する幼体として初登場した。第6世代より前はエスパー単タイプだったが、その後エスパー・フェアリータイプになった。この変更によってかくとうへの耐性が強まり、ドラゴン技も無効になった一方、ゴースト、どく、はがねに弱いこともはっきりした。
バリコオルの追加によって、系列はさらに広がった。バリヤードへ進化するにはものまねを知っている必要があり、その段階からレベル42で進化する。『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、マネネがレベルアップで覚える技の種類はやや少なく、レベル1でねんりき、レベル6でさいみんじゅつ、レベル11でてっぺき、レベル18でしねんのずつき、レベル25でものまね、レベル34でサイコキネシス、レベル43でめいそうを覚える。
進化後と比べたときの役割
バリヤードと比べると、使える手段が少なく、物理攻撃にもかなり弱い。その代わり、ベビィポケモンなので、系列を最初から育てたいときの旅の仲間として使いやすく、HP 20に対して特防の基礎値が90と高い。バリコオルは系列の中で別の方向性を示すが、デザインと進化の共通テーマがものまねであることは変わらない。
対戦では、特性の選択によって方針が変わる。弱点を突く技が多いなら、フィルターが防御寄りの選択肢になる。音技に頼る相手には、ぼうおんが役立つ。威力の低い技を組み込むならテクニシャンにも意味があるが、マネネには長く場に残るための火力も耐久力も足りない。
ターンを無駄にせず育てる方法
ストーリーでは、さいみんじゅつで攻撃やポケモン交換の機会を作り、めいそうで特殊方面の攻撃力を高められる。サイコキネシスは、使えるようになったら残しておきたい技だ。てっぺきは安全な1ターンを確保できるなら低い防御を補えるが、素早い物理アタッカーを相手にすると、通常は積む余裕がない。
特防の基礎値が90あるからといって、耐久型のポケモンとして扱うのが最もよくある間違いだ。マネネは耐久型ではない。受けられる総ダメージはHPによって制限される。動きの遅い相手に繰り出し、ドラゴン技の無効やかくとうへの耐性を利用して役割を果たしたら、すぐに引くのがいい。野生で持っていることがあるラムのみは小さなポケモンというテーマには合っているが、生存力の問題を解決するものではない。