マメバッタ徹底解説
ニンフィアではなく、幼虫期のバッタ
デザインのベースは小さなバッタで、丸みを帯びた体、灰色の体色、跳ぶために折りたたまれた後ろ脚などには、ヒメケラを思わせる特徴もある。見た目の要になるのは姿勢だ。移動の準備をした虫のように脚を伸ばすのではなく、2本の脚を体の上にしまい込み、まるで2枚の鎧を身につけているように見せている。その結果、バッタポケモンという分類につながりながら、翼を持たず、飛ぶ虫にもなっていない。
英語名は、多くの虫における未成熟な段階を指す nymph と、「すばしっこい」を意味する nimble を組み合わせたもの。日本語名の マメバッタ はより直接的で、「マメ」が小ささのニュアンスを加え、「バッタ」がそのままバッタを表している。 エクスレッグ への進化ではこの土台を発展させつつ、ニンフらしい姿から離れていく。
パルデアで生まれた種族
マメバッタ は第9世代で初登場し、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場した。以前は存在しなかったため、過去の世代からの変更点はない。進化系統は短く、むしタイプの虫として始まり、レベル24で次の段階に到達する。進化しても物理アタッカーとしての役割は変わらないが、直接対決により向いた姿になる。
同じパルデアの小型の虫である ワナイダー などとも区別されている。どちらも小さく、特化した生き物らしいデザインだが、ワナイダーが糸や罠を使うのに対し、マメバッタ は跳躍と素早い一撃をアイデンティティにしている。
最初の数ターンを活かすには
通常の冒険では、であいがしらをレベル41で覚えるため、旅の大半では主力の手段にしにくい。それまではレベル22でむしくい、レベル9でしっぺがえしを覚え、基本的な攻撃手段を確保できる。とんぼがえり、きゅうけつ、シザークロスを覚えれば、攻撃後に交代できる場面で選択肢が広がる。
リトルカップでは、狙いがより明確になる。いろめがね によって、むしタイプの攻撃が耐性を持つ相手にも圧力を保ちやすく、であいがしらは繰り出した最初のターンから相手を脅かせる。ふいうちは攻撃しようとする相手を狙え、とんぼがえりは初撃のあとに無防備な状態で残るのを防ぐ。こうそくいどうも強化手段として使えるが、HPと防御が低い状態で1ターンを費やすには、相手からすぐに反撃されない状況が必要だ。
ほのお、ひこう、いわタイプの攻撃に繰り出すのは避け、長い殴り合いに耐えられるとも考えないほうがいい。むしのしらせ は倒されそうなときに役立つが、もろさそのものを補うわけではない。いろめがね こそが、マメバッタ の有利な対面に意味を持たせる特性であり、とくに相手が弱っている状態で繰り出せると強みが出る。
シルエットを決める細部
折りたたまれた脚は飾りではない。図鑑の説明でも、戦い方と直接結びつけられている。マメバッタ は跳躍して攻撃をかわし、離れる動きの中でダメージを与える。この性質は、素早さ45という数値や、こうそくいどうを覚えることにもつながっている。攻撃46はほかの種族値を上回るが、攻撃してすぐ離れたいアタッカーとしては、依然として控えめな数値だ。
この対比は、進化の意味も説明している。初期形態は耐えるのではなく、動き回って生き残るようにデザインされている。レベル24に達すると、バッタの幼体から、蹴りと跳躍をよりはっきりとした攻撃手段に変える種族へ移行する。