エクスレッグ徹底解説
ナイフのように折りたたまれる脚
エクスレッグの外見の土台にあるのはバッタで、とくに姿勢と、背中の上に折りたたんでいる第3の脚にその要素が表れている。モチーフは昆虫だけではない。折りたたまれた脚はスペインのナイフ、ナバハを思わせ、キックを中心にした戦い方と直立した姿勢は格闘技にも近い。仮面のヒーローの影響は、顔のマスク、ベルト、決戦モードにも見られる。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』には、頭部をイメージしたデザインのバイクヘルメットまで登場する。
英語名のLokixは、バッタやイナゴを表す言葉にキックの要素を組み合わせたもの。日本語名のエクスレッグは、「extreme」と「leg」によって、より直接的にそれを表している。ベルトの×印も脚を使うモチーフを強調し、種族名につながっている。
戦い方を変える進化
マメバッタは、むしタイプの小さな昆虫として始まる。レベル24で進化すると、エクスレッグはあくタイプを獲得し、先制技や、場から離れるための使いやすい手段を持つ物理アタッカーになる。変化は数値が上がるだけではない。安全に繰り出せる相手も変わる。エスパーを無効にし、ゴースト、くさ、じめん、あくに耐性を持つため、特定の攻撃には後出しできるが、ひこう、ほのお、いわ、フェアリーへの弱点があるため、出すタイミングは慎重に選ばなければならない。
この種族が初めて登場したのは第9世代で、比較できる過去の系譜はない。図鑑の説明は決戦モードによる肉体的な負担に焦点を当てている。全力で戦えばすぐに有利に立てる一方、その体には、それをどれだけ長く維持できるかという限界がある。
最初の一撃を活かす
対戦で最もわかりやすい動きは、安全な交代から繰り出し、であいがしらで圧力をかけ、不利な相手が出てきたらとんぼがえりで離れる流れだ。ふいうちは先制技として機能するが、相手が攻撃しない場合は失敗する。はたきおとすは持ち物への依存度が高いポケモンに有効で、その後の交換も有利にしやすい。
いろめがねは、攻撃的な技範囲を活かす特性だ。通常ならダメージが小さい技でも、相手が半減してくる場合に有効な圧力を残せる。ただし、防御面の弱点まで補えるわけではない。とくこう52のため、両刀構成は主力の選択肢になりにくく、とくぼう55なので特殊アタッカーの前に居座るのも危険だ。まもる、みがわり、こうそくいどうはわざマシンで使える技の中にあるが、採用するたびに攻撃技に割ける枠が減る。
パルデアのほかのむしポケモンとの比較
ワナイダーと比べると、エクスレッグは防御的な便利さやフィールドの管理を犠牲にして、はるかに大きな攻撃性能を得ている。こうげき102とすばやさ92によって、役割は別物だ。相手をネットで捕まえるのではなく、素早い判断を迫るポケモンである。ストライクとは、むしタイプの攻撃で圧力をかける点や、フィールドをきれいにしてから繰り出す重要性を共有しているが、エクスレッグはあくタイプを加え、ふいうちも使える。
通常の冒険では、むしやあくを半減する相手を弱らせたあとに、最も活躍しやすい。エスパー、ゴースト、くさに依存するチームにも強いが、交代先にひこう、ほのお、いわ、フェアリーの攻撃が待っていないことが前提になる。決戦モードは、短時間だけ力を集中させ、その後は体がそれを維持できないという、エクスレッグの戦い方そのものを表している。