ミミズズ徹底解説
鉱物でできたミミズ
ミミズズの出発点は、いたってシンプルなミミズだ。そこに金属のプレート、歯の並んだ口、腕のように見える側面の突起を加え、地中の生き物が機械へと変わったような姿にしている。鉄を食べる食性は、はがねタイプと、ポケモンずかんで描かれる土との関係の両方を説明している。土の中の鉱物そのもののようなキラーメとは異なるが、パルデアが生物と地中から採れる素材を組み合わせている点は共通している。
英語名は金属鉱物を意味する「ore」と、ミミズを意味する「worm」を組み合わせたもの。日本語名のミミズズは「ミミズ」に、地中を移動する様子を思わせる擬音語「ズズズ」を組み合わせている。語源からして、掘り進みながら金属を食べるミミズというコンセプトを隠していない。
大きさと役割のギャップ
ヌシポケモンの個体は種族本来の大きさを誇張し、パルデアの冒険中に移動する障害物となる。通常の個体でも高さは2,5 mあるが、ヌシとの戦いではさらに大きなスケールが示される。この差によって、日常的な生態とストーリー上の演出が切り分けられている。ストーリーの戦闘以外では、進化もしない単独の姿のポケモンだ。
見た目の比較対象としては、ハガネールも、地中にいるヘビやミミズを金属の体に置き換えている。ミミズズはシルエットの攻撃性が控えめで、その代わり腕のような突起が目立つ。この突起が、パンチの嵐という説明にもつながっている。ミミズに関係する別の種であるミノマダムとは異なり、環境によって姿が変わることも、外側の層で姿を決めることもない。
ぼうぎょ145をどう使うか
最もわかりやすい使い方は、物理アタッカーの前に繰り出し、じめん技に対してどしょくを発動させて、ステルスロックやまきびしを設置することだ。その後、てっぺきで耐久を上げ、ボディプレスで高いぼうぎょを攻撃力に変える。この作戦は、相手が特殊アタッカーを用意しておらず、味方がHPを維持できるよう支援できる場合に機能しやすい。
アイアンヘッドは最も直接的なはがね技で、じしんは物理技への対策を考えた相手にダメージを与えられる。ヘビーボンバーも使えるが、威力は相手の重さに左右されるため、どんな相手にも通用する技として扱うのは難しい。ボディパージはすばやさを上げられるものの、それだけで火力不足やとくぼう55を補えるわけではない。
登場時から変わらない限界
ミミズズは第九世代で登場したため、過去世代との間で変更されてきた歴史はない。登場時の大きな特徴は、はがねタイプのポケモンとじめん技の関係を根本から変えるどしょくを持っていたことだ。じめん技を半減したり避けたりするだけでなく、受けることで回復できる。
ただし、その強みには代償がある。はがねタイプなのでほのおとかくとうに弱く、とくぼう55のため、多くの特殊アタッカーに交代を強いられる。また、数ターンにわたってスリップダメージを受けたり、設置技を展開する前に相手から圧力をかけられたりすると、性能を発揮しにくい。通常の対戦では、じめん技を多用するチームに対して、相手の交代を読んで後出しする形が最も得意であり、初手から多様な攻撃を受け続ける展開には向いていない。