バオップ徹底解説
料理のために生まれたサル
[バオップ]のデザインは、*ヤナップ*や*ヒヤップ*とともに、三匹の元素ザルの一員として作られている。三匹はサンヨウシティのジムリーダーたちに同行するポケモンとして登場し、その場所はレストランとしても機能している。そこから料理に関する要素がいくつも生まれた。手はオーブンミトンを思わせ、頭の炎は木の実を焼くために使われる。
動物としてのベースはサルで、頭の毛は炎を表している。英語名は、チンパンジー属に関係する「Pan」と、熱で焼いたり焦がしたりする意味の「sear」を組み合わせたものだ。また、「ear」は耳を意味し、三猿と「悪いことを聞かない」というイメージにもつながっている。日本語名のバオップは、破裂や爆発を思わせる音と、「ape」のサルを組み合わせた名前だ。
伸び悩む進化前
[バオップ]は第五世代で、元素ザルのほのおタイプ担当として登場した。それぞれが異なる役割を担う構想だったが、同じ枠を争うポケモンと比べると、種族値が足りていない。すばやさ64はこのポケモンとしては悪くないものの、ぼうぎょ48、とくこう53という数値のせいで、簡単に倒されたり、先手を取られたりしやすい。
[ほのおのいし]による進化には、実用面での影響もある。進化前のままにしておくことで得られるものが少ないため、多くのプレイヤーは進化をあまり遅らせない。逆に、最初の姿を維持すれば、[バオッキー]に進化させる前の技構成を活用できる。
持ち味を引き出す方法
通常の冒険では、くさ、こおり、むし、はがね、フェアリー、ほのおタイプの攻撃を受けて後出しできる場面で力を発揮する。序盤は[やきつくす]でダメージを与えながらきのみを消費させ、[かえんほうしゃ]や[だいもんじ]で火力を段階的に高められる。[かみつく]と[かみくだく]はエスパーやゴーストタイプの相手への対策になるが、こうげき53のため物理技のダメージには限界がある。
物理アタッカーに対して最も役立つのは[おにび]だ。その後、[みがわり]と[リサイクル]を使えば、相手に直接的な対抗手段がない場合に試合を長引かせられる。[くいしんぼう]はきのみの消費を早めるため、この戦術と噛み合う。一方、[もうか]は、体力が減った状態で戦うリスクの高い構成に向いている。[ニトロチャージ]はすばやさの不足を補えるが、耐久を信頼できる水準に変えるわけではない。
世代によって揺れる登場機会
この種は第五世代で初登場し、第六世代と第七世代のゲームでも登場した。図鑑の説明では、知能の高さを示す木の実焼きと、内部の炎が300 °Cに達する火山の洞窟での暮らしという2つの要素が保たれている。その後の作品では、メインシリーズのタイトルに नियमितして登場することはなくなった。
対戦では、リトルカップで最も知られた役割を得た。[おにび]、[みがわり]、[リサイクル]と再利用できるきのみを組み合わせる構成だ。純粋なアタッカーにしようとするより、このほうが持ち味を活かしやすい。それでも、ほのおタイプの相手には簡単に止められ、じめん、いわ、みずタイプには防御面の弱点を突かれる。対戦での歴史は、力ずくでパーティーを一掃することではなく、消耗戦で相手を削る役割と結びついている。