ミネズミ徹底解説
ほお袋いっぱいの見張り役
ミネズミは、群れで暮らす探検動物という発想を軸にデザインされている。シルエットは小型のげっ歯類を思わせ、シマリス、プレーリードッグ、ミーアキャットの要素が視覚的に取り入れられている。ほお袋は蓄えた食料とのつながりを示し、立ち上がったしっぽは群れの仲間への合図になる。図鑑の説明でも、その組織的な行動が強調されている。見張る個体と休む個体がいるが、敵が背後から近づくと仕組みが機能しない。
英語名は「patrol」と「rat」を組み合わせたもので、物をため込む人を指す「pack rat」も連想させる。日本語名のミネズミ(ミネズミ)は、「見る」を意味する「み」と、「ねずみ」を組み合わせた名前だ。分類の「みはりポケモン」も、複雑な変化を加えずに同じ発想をまとめている。ミネズミは蓄え、観察し、知らせる。
道路の序盤を担う進化系列
第5世代で初登場し、イッシュ地方の序盤に登場する種族のひとつだった。冒険中の役割は、序盤の道路に出現するほかのげっ歯類と同じく、捕まえやすく育てやすい最初の仲間だ。その後、第6世代と第7世代のゲームにも登場したが、『ソード・シールド』と『スカーレット・バイオレット』には登場していない。
進化後もコンセプトは維持されるが、ミルホッグは控えめで小柄な姿から、より直立した姿勢と、はるかに芝居がかった見張りへと変化する。条件は単純で、ミネズミがレベル20に到達するだけ。進化の石も、なつき度も、特定の技も必要ない。
リトルカップでできること
ミネズミが個別の活躍の場を持つ対戦ルールは、リトルカップくらいだ。ここでは、さいみんじゅつとつるぎのまいで差別化を狙う。前者は相手を数ターン行動不能にできるが、命中率は60。後者は攻撃を2段階上げ、物理攻撃の準備を整える。アナライズは、ミネズミが後から行動したときに威力を上げるため、素早さ42とのかみ合わせも悪くない。
このような型では、つるぎのまいにノーマル技、かみくだく、しねんのずつきなどを組み合わせられる。いかりのまえばも別の攻め手になる。攻撃に依存せず、相手の現在HPを半分にできるが、命中率は90。バトンタッチなら、準備で得た能力上昇を引き継げる。ただし、ミネズミ自身が準備する安全なターンを見つけなければならない。
問題は、HP 45、防御 39、特防 39では強力な攻撃を受けきれないことだ。素早さも42しかなく、リトルカップでは多くの相手に先を取られる。ノーマルタイプのおかげでゴースト技には後出しできるが、かくとう弱点は簡単に突かれ、攻撃面でタイプの利点は得られない。にげあしはトレーナー戦以外でしか役立たず、するどいめもアナライズほどの影響力はない。
手持ちのリソースを測る種族
通常プレイでは、ミネズミはチームの役割がまだ固まっておらず、技の選択肢も限られる序盤で使いやすい。レベル6でかみつく、レベル16でかみくだく、レベル18でさいみんじゅつを覚えるため、技構成は少しずつ充実していく。それでもレベル20ですぐ進化するので、未進化のまま使い続ける理由を作れる期間は短い。
わるだくみ、ふるいたてる、くろいまなざし、バトンタッチ、10まんボルトやシャドーボールのような技を覚えるため、道具が多いことと、それを活かす種族値があることの違いを確かめるのにも向いている。デザインは辛抱強い探検家を思わせるが、実際の数値はより速く動き、準備のターンを無駄にしない戦い方を求めてくる。