シガロコ徹底解説
フンではなく泥の玉
デザインの元になっているのはフンコロガシだが、有機物をサイコパワーで作った泥の玉に置き換えている。この発想は、土を丸めて磨き、表面をなめらかに仕上げる日本の技法、どろだんごにもつながる。腹部の模様も見た目のジョークを強めていて、逆さまに見ると排泄物を描いた漫画のように見える。
玉は単なる飾りではない。図鑑説明によれば、シガロコは自分の命よりも玉を大切にし、進化に必要なエネルギーを成熟させながら玉を押している。この執着が独特の姿勢を説明し、地面の上で荷物を転がす甲虫の伝統的なイメージにもつながっている。
逆向きに転がる名前
英語名のRellorは「ローラー」や「転がすもの」を意味するrollerを逆さにしたもの。日本語名のシガロコは、フンコロガシを指すくだけた日本語表現、糞転がしの一部を逆にした名前だ。どちらの名前も、玉の動きとそれを押す生き物を示している。
パルデアからベラカスへ
シガロコは第9世代のポケットモンスター スカーレット・ポケットモンスター バイオレットで初登場した。それ以前の世代で設定が変わった経歴はなく、これらのゲームより前には登場していなかった。進化系統は短く、ベラカスへとつながり、ベラカスはエスパータイプを追加で持つ。進化方法もこの生き物のテーマを保っている。経験値を貯めるだけでは足りず、レベルアップする前にシガロコをモンスターボールから出して、プレイヤーについてこさせなければならない。
シガロコに求められること
バトルでは、長期的な投資先ではなく、一時的な戦力として使うのがよい。防御60と特防58によって、弱点を突かれない攻撃なら繰り出せるが、HP41と素早さ30のせいで、受ける1発1発が重い。ふくがんは命中率に不安のある技の信頼性を高めるものの、攻撃の火力不足までは解消しない。
冒険中は、むしくいが物理のむし技として使え、マッドショットがほのお・いわ・はがねタイプの相手への対策になる。ただし、相手があまり硬くない場合に限る。あなをほるは火力があり、1ターンのあいだ相手の攻撃を避ける手段にもなる。てっぺきなら、より防御寄りの構成を成立させられる。手持ちに残して使うなら、じこさいせいとコスモパワーが耐久を最も活かせる技だ。早く進化させたいなら、シガロコに多くのリソースを注ぎすぎないのが自然だ。
比較対象として自然なのは、外部の物体を背負って守る別のむしポケモン、イシズマイだ。シガロコは殻の代わりに泥の玉を持ち、より遅い戦い方を取る。この違いは使い道にも表れている。シガロコは、次の段階に進化するまでのつなぎとして機能する生き物だ。