メッソン徹底解説
涙とカモフラージュ、そして泣き虫な名前
メッソンのコンセプトはエボシカメレオンを中心に組み立てられている。トサカはこの爬虫類の頭部を思わせ、集めた水滴を口へ運ぶこともできる。デザインではその関係が涙や顔の模様に置き換えられ、水タイプとのつながりもはっきり示されている。ぬれると皮膚の色を変えられる能力はカモフラージュを強調し、攻撃する前に見つからないように逃げ隠れする性格も、姿を見られるのを避ける動物のイメージに合っている。
日本語名のメッソンは、すすり泣く様子を表す「めそめそ」と「カメレオン」を組み合わせたもの。Sobbleは英語のsob(すすり泣く)に由来し、泡や水滴を思わせる響きもある。複雑な語源を考えなくても、泣くことが名前、見た目、図鑑の説明を結びつける特徴になっている。
ガラルからパルデアへ
メッソンは第8世代で、サルノリ、ヒバニーとともにガラル地方の最初の3匹の一角として登場した。『ポケットモンスター ソード』『ポケットモンスター シールド』では、水中に身を隠す用心深いポケモンとして描かれている。第9世代では別の一面も加わり、水を撃ってきのみを食べるために落とすようになった。そのねらいは完璧とも説明されている。また、『ポケットモンスター スカーレット』『ポケットモンスター バイオレット』の追加コンテンツにも登場し、ブルーベリー学園の環境で姿を見ることができる。
進化ラインの起点としての個性は世代をまたいでも変わらないが、使える技は変化している。第8世代では教え技によるみずのちかいのような手段があり、第9世代ではわざマシンや、こおりのつぶて、こおり、アクアジェットなどを含む、より幅広いタマゴ技に支えられている。進化の流れは変わらず、メッソンはレベル16でジメレオンになり、その後レベル35でインテレオンになる。
攻撃はできても耐えられない特殊アタッカー
特攻と素早さが70で並んでいるため、進むべき道は明確だ。先手を取って水タイプの技を使うことである。問題は、4つの防御系の数値が低いこと。HPもそれを補えるほど高くなく、安全に繰り出せる防御特性も持っていない。げきりゅうはピンチに追い込まれたときの助けになるが、その強化が発動するころには、メッソン自身も倒されかねない。攻撃面の補助であって、打たれ弱さを解決するものではない。
リトルカップで最もわかりやすい役割は、ひかりのかべとリフレクターを展開したあと、とんぼがえりで味方を繰り出すこと。なみのりを加えれば、安定した特殊ダメージも出せる。この形は相手が1ターンを譲ってくれたときに機能しやすいが、壁を軸にした構築は相性の影響を受けやすく、メッソンにはその場の判断で動けるだけの耐久がない。くさやでんきタイプの相手には苦戦し、攻撃の圧力が高い構築に対しても、何度も交代する余裕はない。
冒険中に役立つこと
通常のプレイでは、序盤にはっきりした居場所がある。みずでっぽうでほのお、じめん、いわタイプとの戦闘をこなし、みずのはどうを覚えれば現れる相手により大きなダメージを与えられる。ふいうちはあくタイプへの対抗手段になるが、相手が攻撃してくることが条件。後半ではアクアブレイクで水タイプのダメージを伸ばせ、とんぼがえりを使えば不利な対面でも主導権を保ちやすい。
レベルアップで覚える技には、みずびたしとあまごいも含まれる。どちらも便利な技だが、耐久が低いため使える場面は限られる。ジメレオンに進化すると特殊攻撃をより安定して使えるようになり、インテレオンではその方向性がさらに強まる。一方のメッソンは、慎重に繰り出して素早さを活かし、強い攻撃を受ける前に引く必要がある、打たれ弱いアタッカーのままだ。