アママイコ徹底解説
ダンスのステップを踏む果実
デザインのモチーフはマンゴスチンで、頭頂部を覆うへたと、丸みを帯びた果実のような体にそれが表れている。人型のシルエットによって、踊るように動く少女のイメージも加わっている。この解釈は日本語名のアママイコにも合っている。「甘い」と「舞妓」を組み合わせた名前で、伝統舞踊と結びついた舞妓を連想させる。英語名のSteeneeは、mangosteenとteenyを思わせるもので、小さな果実と若々しい見た目という2つの要素を残している。
へたには二つの役割がある。体をつつかれないよう守るだけでなく、相手を殴るためにも使われる。アローラ地方の図鑑説明では、鳥ポケモンにじゃれつかれてもアママイコは気にしないとされているが、本人の動きによっては、がくが近づきすぎた相手にとって脅威になる。ガラル地方では、香りとアオガラスへの対抗に焦点が移る。この種にリージョンフォームや別の姿は存在しない。
アローラからパルデアへ
アママイコは、アマカジやアマージョとともに第7世代で初登場した。第8世代でもくさタイプと同じ進化系統を保ち、甘い香りや鳥ポケモンとの対決を中心とした説明が与えられている。第9世代では香りの利用法がさらに広がり、剥がれ落ちた皮が腹痛の治療に使われることにも触れられている。コンセプト自体は変わらないが、各地方で描かれる部分は異なる。アローラではへた、ガラルでは香り、パルデアでは果実から生まれる製品が注目されている。
Tropiusとは、フルーツポケモンという分類が共通している。ただし、似ているのはそこまでだ。トロピウスはより大きな樹木をもとにしており、ずっと重量感のある存在だ。一方のアママイコは、小さく動き回る幼体の段階として機能し、最終的にはよりはっきりした戦闘向きの姿へたどり着く。
冒険中の使い方
進化前には、レベルに応じてはっぱカッター、あまいかおり、マジカルリーフ、ふみつけ、リーフストームを覚える。マジカルリーフは命中率に左右されず特殊ダメージを与えられ、ふみつけは進化に必要な条件を満たす。リーフストームは非常に高い威力を持つものの、使ったあとにとくこうが下がるため、何度も考えずに繰り返す技というより、決めの一撃として使うほうが向いている。
もっとも活かしやすい能力値は62のすばやさだが、それ以外の配分が対面を大きく制限する。こうげきととくこうは40にとどまり、2つの防御も48。したがって、くさタイプが効果抜群になる相手、とくにみずタイプやじめんタイプのポケモンにぶつけ、ほのお・こおり・どく・ひこう・むしタイプには引かせるといい。こうそくスピンは、チームが場の危険を取り除きたいときに役立つが、アママイコの耐久では何度も繰り出すのは難しい。
準備が必要な進化
アマージョへ進化する条件は、単にレベルを上げることではない。アママイコがふみつけを覚えた状態でレベルアップする必要がある。旅の終盤まで特殊技や補助技を中心にした構成で使ってきたなら、進化を目指す前にこの技を残しておくといい。技の流れにも、この系統の物語が表れている。葉で攻撃の口火を切り、へたで殴り、最後は足でふみつける。こうした一連の動きが、技の習得順や鳥ポケモンから身を守る図鑑説明に反映されている。