ヒマナッツ徹底解説
2つの言語でダジャレになっている種
日本語名のヒマナッツは、ひまわりの「ヒマワリ」と英語のnutsを組み合わせた名前だ。英語名も別の方法で同じことをしている。sunと、殻の中にある実や種を指すkernelを合わせたものだ。どちらのローカライズチームも相談せずに同じダジャレへたどり着いた。デザインの読み方がほかにないからだ。これは葉が2枚ついたひまわりの種で、そこから出てくるのはひまわりである。
図鑑が語る「動かない」という性質は、空白を埋めるために作られた性格ではない。発芽していない種は蓄えを使うだけで補充できない。露だけを飲みたがる癖も含めて、このポケモンの架空の生態はすべて、その考え方を軸に組み立てられている。図鑑が描いているのは、何かを待っている存在だ。
30が6回
6つの種族値がすべて同じ数値になるのは非常に珍しく、このポケモンの名前が出たときに最初に語られる特徴でもある。実際のところ、ヒマナッツには選択肢がない。EV配分も性格も、30で平らになった能力表を直せないからだ。どれほど平凡なポケモンでも、すばやさ、HP、物理耐久など、少なくとも1つはつかめる山がある。
だからこそ、真面目に探された唯一の使い道は、数値の高さではなく低さに依存している。がむしゃらは、相手のHPを使用者と同じにする。ヒマナッツのHP上限は非常に低いため、どれだけ弱っていても与えるダメージはほぼ最大になる。さらに、攻撃を受けても1HPで耐えられるこらえるを加えれば、道中最弱のポケモンが1ターンだけ脅威になる。昔から知られている手であり、2つの要素を持つポケモンなら誰にでも使える。
石の税金
ヒマナッツは第2世代で登場し、当時は手に入りにくく、ほかに使い道もほとんどないたいようのいしと結びついていた。その結果、金・銀を最後まで遊んでもキマワリを見たことがない人は多かった。種を捕まえ、20レベルのあいだ何も覚えない姿を見て、ボックスに預けてしまうのだ。
技を覚える時期を見れば、その焦りもよくわかる。最初はたいあたりとせいちょうだけで、レベル16のはっぱカッター、威力55まで、自分のタイプの攻撃技で威力40を超えるものがない。ギガドレインはレベル22、ソーラービームはレベル31で、たいていのトレーナーはそのころには別の方針を決めている。レベル39のタネばくだんが最後に覚える技だが、その時点ではパーティはとっくに完成している。
この2匹には、もう1つ事務的な珍しさがある。ヒマナッツとキマワリは、隠れ特性にはやおきを持つ唯一の2匹だ。眠っている時間を半分にする特性を2匹だけで共有している。そのこと自体が、この系統に向けられてきた注目の度合いをよく表している。