ソーナノ徹底解説
笑顔で返す「そうなの?」
ソーナノのデザインは、押されても起き上がる日本の人形、起き上がり小法師を参考にしている。その発想は、丸みを帯びた体や細めた目、押され続けて鍛えようとする性質に合っている。尻尾は対照的な役割を持つ。顔は笑顔のままなのに、地面をたたく動きから、怒っているか落ち着かないことが伝わる。
日本語名の ソーナノ は、「そうなの」という表現をそのまま取り入れたもの。「そうなの?」や「本当?」といった意味で使われる。英語名の Wynaut は「why not?」、つまり「なぜやらないの?」という音を再現している。ソーナンスとの関係は進化だけにとどまらない。2種の日本語名は会話のやり取りのようになっており、ソーナノの問いかけに進化後の姿が答える形になっている。
プレイできるようになる前に登場したベイビィポケモン
ソーナノは第3世代のポケモンで、『ルビー・サファイア』でプレイヤーが入手できるようになる前にアニメシリーズへ登場した。これらのゲームでは、普段は行きにくい場所であるまぼろしじまと、フエンタウンでもらえるタマゴに結びつけられていた。この組み合わせによって、デビュー当時から見つけにくいポケモンという印象が強まった。
その後の世代で大きく変わったのは、主に入手方法だ。多くのゲームでは、ソーナンスにのんきのおこうを持たせて育てる必要があり、作品によっては特定の場所や特別な機能を通じて登場した。別の姿は与えられておらず、ソーナノは今もベイビィポケモンとしての姿で、ソーナンス が直接の進化先だ。
攻撃を受けることが前提の罠
通常の攻撃技を持たないため、その対戦での立ち位置は昔から変わっている。かげふみで相手を固定し、アンコールで同じ技の繰り返しを咎め、カウンターやミラーコートで相手の攻撃を主なダメージ源に変える。ベイビィポケモンの対戦では、この組み合わせによって明確な役割を持っていた。プレッシャーや素早さで勝つのではなく、相手を逃がせない状態にして、使い手が正しい反撃を選んだときに勝つポケモンだ。
しんかのきせきの登場によって、持てるルールでは耐久力が上がったが、欠点まで解決したわけではない。ソーナノは無傷に近い状態で場へ出る必要があり、安定した回復手段もなく、反撃で効率よくダメージを返せない技を相手に使われると役に立たなくなる。特にゴーストタイプの相手は作戦を崩しやすく、ディグダ や ナックラー のように相手を逃がさず、より能動的に動けるポケモンも別の選択肢になる。
対戦以外で活かす方法
通常の冒険では、攻撃役よりも相手に対応するポケモンとして使うほうが向いている。物理技か特殊技のどちらかに頼る相手なら、かげふみで交代を防ぎ、カウンターとミラーコートのどちらを使うか選べる。アンコールは状態異常技や効果の薄い攻撃を止めるのに役立つが、場に出すターンを正確に読む必要がある。はねるにはダメージがなく、しんぴのまもりはチームを一部の状態異常から守るものの、覚える技の幅はやはり狭い。
実戦でのルールは単純だ。弱点を突いて一撃で倒せる相手の前には出さないこと。HPが多くても、防御48、特防48、素早さ23では、相手に主導権を握られたときに補いきれない。一方、最後まで倒しきれない攻撃役を捕まえられれば、反撃によって1ターンで勝負の流れを変えられる。