ママンボウ徹底解説
ハートの形をしたマンボウ
デザインはマンボウにハートと、ほとんど手のようにも見えるヒレを組み合わせている。マンボウを参考にした要素は、外洋を漂って暮らす生態にも合っている。傷ついたポケモンを助ける行動によって、医療的な側面も加わった。治癒能力はホンソメワケベラのような掃除魚を思わせ、特殊な膜と粘液が海の補助役のような見た目を説明している。日本語名のママンボウは、英語名の「aloha」「mom」「Mola mola」を軸にした名前よりも、マンボウとのつながりがはっきりしている。
ラブカスとは別の種
そのシルエットから、ハート形をしたもう1匹の桃色の魚である*ラブカス*と比較されてきた。両者は進化系統も種族グループも共有しておらず、ママンボウは第五世代で独立したポケモンとして登場した。見た目の類似はデザイン上あえて取り入れられたものだが、大きさ、救助員としての役割、防御寄りの方向性が両者を分けている。海で暮らし、ほかのポケモンの近くを移動しがちな点では*マンタイン*にも似ているが、マンタインが機動力を重視するのに対し、ママンボウは耐久力を重視する。
忘れられがちなサポート役から防御寄りのクッションへ
初期の世代では、高いHPと低い火力を持つねがいごと使いとして見られていた。基礎HP165、さいせいりょく、ねがいごとの組み合わせによって、物理方面の脅威に後出しし、味方を回復してから交代するという役割がはっきりしていた。技範囲にはまもる、ねっとう、定数ダメージを狙う技も含まれていたが、特攻40のせいでアタッカーに変えるのは難しかった。
やがて、とんぼがえりのような交代技を覚えたことで、クッション兼ピボットという性格がさらに強まった。ポケットモンスター スカーレット・ポケットモンスター バイオレットでも、ハイドロポンプ、ねっとう、うたう、さらにひかりのかべやミストフィールドといったサポート技を使える。最大限に機能するには、今もさいせいりょくへの依存が大きい。ダブルバトルではいやしのこころにも価値があるが、防御型としては隠れ特性のほうが一貫している。
タダでターンを与えずに使う方法
最も安定する流れは、くさやでんきで弱点を突かれない物理アタッカーに後出しし、ねがいごとを使ってから、状況に応じてまもるかとんぼがえりを選ぶこと。まもるなら自分で確実に回復でき、とんぼがえりなら選んだ味方を場に出しつつ主導権を維持できる。相手が接触技に頼る場合は、ねっとうのやけどで攻撃性能を下げられることもある。
みがわり、強化技、強力な特殊攻撃を持つポケモンの前に居座るのは避けたい。サポートなしで交代時のダメージを何度も受けるのもよくない。残りHPを削るダメージは、交代を繰り返すこのポケモンの戦い方と噛み合わない。*ブルンゲル*は海との相性がよく、特殊方面の一部の相手にも対応できる一方、ママンボウはその圧倒的なHPを味方の維持に使い、さいせいりょくで再び引き下がる役割に徹したい。