グレンアルマ徹底解説
砲身を組み込んだよろい
グレンアルマのデザインは、意思を持つよろいと、ヨーロッパ中世の物語に登場する騎士のイメージを土台にしている。最も目を引くのは武装で、肩当てが腕の上で合体して砲身になり、フィクションに登場する一体型の武器に近い発想だ。イワイノヨロイも、戦いに使われた金属や回収された部品から作られた儀礼用の武器というイメージによく合っている。
英語名は、武器やよろいに関係する要素と、フランス語で「赤」を意味する rouge を組み合わせている。日本語名のグレンアルマは、「深紅」を意味する「ぐれん」と、同じく武器やよろいを連想させる語群を組み合わせたものだ。赤い配色、金色の縁取り、砲身によって、語源が見た目にそのまま反映されている。
カルボウに用意された2つの進化先
グレンアルマは、第9世代の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で初登場した。過去の世代をまたいだ設定変更の歴史はなく、最初からこの姿でシリーズに加わっている。ソウブレイズとの対比は進化の段階から意識されている。グレンアルマが重厚で特殊技を重視する戦士の姿を保っているのに対し、ソウブレイズは炎と刃物をより前面に出したよろいを表している。
違いは見た目だけではない。イワイノヨロイとノロイノヨロイが2種類の戦士像を分けており、同じ個体から両方を手に入れるのではなく、カルボウの段階で進化先を選ばなければならない。
防御を活かす方法
防御100によって、物理技をある程度耐えつつ、狙ってくだけるよろいを発動できる。最もわかりやすい流れは、効果抜群ではない技を持つ物理アタッカーの前に繰り出し、攻撃を受けてから、上がった素早さでめいそうを使うか攻撃することだ。ダメージを見ずに同じ動きを繰り返すのはよくない。くだけるよろいが発動するたびに防御が下がり、アーマーキャノンもさらに防御面を削るからだ。
めいそうは特攻125と相性がよく、もともと80しかない特防も上げられる。サイコショックによって特防の高い相手にも楽に受けられにくくなり、かえんほうしゃは安定したほのお技が必要なときに使える。行動順の操作を狙うチームでは、素早さ75が特に高くないことを活かしてトリックルームも採用できる。
立ちはだかる相手
素早い特殊技が最もわかりやすい問題だ。特防にダメージを与え、くだけるよろいも発動させない。みず、じめん、いわ、ゴースト、あくが弱点で、ほのおとエスパーをどちらも半減する相手には、エナジーボール、きあいだま、あくのはどうに頼らざるをえないことがある。
場に出るタイミングにも注意が必要だ。アーマーキャノンは防御と特防を下げ、くだけるよろいは防御を失う代わりに素早さだけを上げる。グレンアルマは安全に繰り出して最初の交換をそのまま圧力に変えられると試合を動かしやすいが、サポートなしで何度も繰り出さなければならない場合や、相手に素早い特殊アタッカーが残っている場合は力を出しにくい。