ソウブレイズ徹底解説
鎧と剣
デザインの出発点は、憑依された中世の鎧だ。頭部の青い炎は兜の飾り羽として機能し、腕に携えた二本の刃は双剣を構えた騎士を思わせる。死者との結びつきは見た目だけにとどまらない。炎には亡くなった剣士たちの恨みが込められており、進化のきっかけになるのも、恨みに覆われた鎧だ。このイメージは、ヨーロッパの騎士道物語や、ティソナとコラーダという剣に結びつくエル・シッドの姿とも関連づけられている。
英語名は、青色の一種である「cerulean」と「edge」を組み合わせたものだ。日本語名のソウブレイズは、鮮やかな青や魂を思わせる「ソウ」と、「blades」、つまり「剣」を組み合わせている。どちらの言語でも、色、霊的な炎、武器が結びついた名前になっている。
カルボウの分岐
この進化系統は、同じ土台から正反対のコンセプトを提示している。*グレンアルマ*はほのお技を重視する重装鎧を表し、ソウブレイズは剣士に近いシルエットを取り、ゴーストタイプを得る。分岐はレベルでは決まらず、カルボウにノロイノヨロイを使う必要がある。イワイノヨロイを使えば、もう一方の進化になる。
ソウブレイズは第九世代で登場したため、世代をまたいだ変化の段階はない。ゲームでの物語は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』から始まる。カルボウの進化先では、2つの姿の違いは見た目だけではない。副タイプ、種族値の配分、攻撃方法まで変化する。
パーティでの役割
最も直接的な流れは、もらいびでほのお技を受けて場に出て、交代を誘い、つるぎのまいを使うことだ。その後は、むねんのつるぎでHPを保ちながらタイプ一致技で圧力をかけ、シャドークローで攻撃タイプを1つに依存しないようにする。おにびは、後出ししてくる物理アタッカーへのけん制になるが、早い段階で使いすぎると型が読まれ、能力を上げる余地を失うこともある。
くだけるよろいは立ち回りを変える。物理技を受けると防御が下がる代わりに素早さが上がり、それまで先手を取られていた相手を抜けるようになる。防御の低下は深刻なので、受けた攻撃のあとに別の技圏内へ入らない場面で使いたい。リフレクターやひかりのかべのサポートがあるパーティ、またはつるぎのまいを安全に使える場面では、もらいびよりも攻撃的な選択肢になる。
他の剣士との違いと限界
タンクではない。HP 75と防御 80では物理相手との長期戦に耐えきれないが、特防 100によって特殊方面には少し余裕がある。攻撃 125は、先手を取るか、能力上昇を得た状態で場に出られたときに、その脆さを補ってくれる。素早さ 85では、サポートなしで大半の相手に勝てるとは考えにくい。
ゴーストタイプによってノーマルとかくとうを無効にできる一方、ゴーストとあくが弱点になる。ほのおタイプはむし、くさ、こおり、はがね、フェアリーに有利だが、みず、じめん、いわの攻撃は直接的な脅威だ。*ギルガルド*も武器と鎧のつながりを持つが、防御寄りの方向性は異なる。ソウブレイズは、むねんのつるぎでHPを回復し、剣を抜くべきターンを見つけることにより大きく依存している。