ウォーグル徹底解説
戦いの装いをまとったワシ
ウォーグルは第五世代で、ニューヨーク周辺をモデルにした地方に登場した。アメリカ合衆国の国鳥であるハクトウワシをベースに、赤・白・青の色を使ってそのイメージを強調している。頭の3枚の白い羽と、それらをつなぐ赤い模様は戦いの羽飾りを思わせる。現実の鳥を厳密に再現したデザインではなく、ワシと誇り高い戦士の姿を組み合わせたもので、群れの仲間を守る存在として描く図鑑説明にも合っている。
英語名は brave または bravery と aviary を組み合わせたもの。日本語の ウォーグル は war と eagle から作られており、戦うワシという発想により直接結びついている。分類名の「ゆうもうポケモン」も同じ方向性を保っている。
系統の中で確立された存在感
ワシボンは、小さく攻撃的な出発点であり、進化すると規模が大きく変わる。レベル54になると、ウォーグルは1.5 m、41 kgのポケモンとなり、攻撃123とHP 100を持つようになる。進化によって系統に変わった役割が加わるわけではなく、強く殴り、攻撃を続けられるだけの耐久を確保するという個性に集中している。
第五世代のもう1体の代表的な鳥ポケモンであるバルジーナとは、テーマ面で対照的な関係にある。ウォーグルが群れのために戦う誇り高い捕食者なのに対し、バルジーナはより腐肉食性で守備的なイメージと結びついている。この種にはヒスイ地方でのリージョンフォームも存在し、戦士のワシというコンセプトが別の風景や時代にも適応できることを示している。
ねむるが広げた可能性
ブラック・ホワイトでは、ウォーグルは攻撃性能がはっきりしていた一方、いわ弱点のせいで何度も繰り出しにくく、安定した回復手段も不足していた。続編で教え技のねむるを習得すると、できることが増えた。そこから、みがわりや能力上昇技を組み合わせた型に加え、こだわり系の道具を持たせた攻撃型も提案されるようになった。
Smogonの分析では、世代やルールに応じてNU、RU、UUで扱われた。活躍した時期には、まけんきによってきりばらいやいかくを逆手に取ることができ、攻撃123から繰り出すブレイブバード、ばかぢから、インファイトも危険だった。ただし、その実績が弱点を消すわけではない。素早さ80では多くの攻撃役に先手を取られ、防御75と特防75も、相性の悪い攻撃を受ければすぐに崩される。
行動回数を活かす方法
ウォーグルは、相手の動きをある程度縛ってから繰り出すと力を発揮する。くさ技やじめん技には耐性や無効があるため安全に交代しやすく、そこからブレイブバードで圧力をかけたり、とんぼがえりで主導権を維持したりできる。まけんきは相手に能力を下げさせる構築で力を発揮するが、必要以上にさらすのは避けたい。でんき・こおり・いわ技を受ければ、その優位も終わってしまう。
ばかぢからとインファイトは、タイプ一致技を半減する相手、特にいわやはがねタイプへの対抗手段になる。エアスラッシュなら特殊側も活かせるが、特攻57なので物理技の選択肢と競えるほどではない。ストーリー攻略では、攻撃を耐えきれない相手にぶつけることを意識すれば十分だ。長期戦では、何度も交代することとステルスロックのダメージが、繰り出して攻撃し、また戻る必要のあるワシを使う代償になる。