ポワルン徹底解説
空を測るために作られた雲
ポワルンは、天気の観測に関わる人工ポケモンとして生まれた。姿は生きた雲と気象観測気球のシルエットを組み合わせたもので、両側の球は水分子を簡略化した表現にも見える。丸い体と突然の変身は日本のてるてる坊主にもつながるが、ポワルンは晴天を願うだけでなく、気象予報へとその発想を広げている。
姿の変化には、雨、雪、太陽をひとまとめにした英語の表現が目に見える形で表れている。たいようのすがたは雲の上に太陽の形を置き、あまみずのすがたは体を暗くして水滴を加え、ゆきぐものすがたは冷たく風のある印象になる。種族値は変わらず、変わるのはタイプと見た目から受ける印象だ。
姿を切り替える仕組みを初めて見せたポケモン
ホウエン地方の作品で、ポワルンは少し変わった仕組みを見せた。バトル中に姿を変え、バトルから बाहरれるとノーマルのすがたに戻るというものだ。常に同じ姿でいる種族とは違う点が特徴で、てんきやはポワルンの個性と強く結びついた。ウェザーボールも、登場初期からポワルンと特に深い関わりを持つ技だった。
初期の作品には技術的な特徴もあった。てんきやが無効化されたり別の特性に置き換えられたりすると、天気が変わっても、その時点の姿のままになることがあった。これはゲームが4種類のスプライトを読み込む仕組みと関係していた。世代を重ねるにつれて挙動は調整され、別の姿には色違い用の見た目の違いも用意された。
競争相手が多すぎる天候の専門家
バトルでの立ち位置は、天気を作るポケモンと比べるとわかりやすい。キュウコンは晴れを起こし、攻撃面でも防御面でも優れた手段を持つ。ニョロトノは雨を降らせる役割がより明確で、ユキノオーは雪と攻撃性能を両立し、個性もはっきりしている。一方のポワルンは、天気を作るために1ターン使い、その後さらに1ターンかけて活かさなければならない。
だからといって、通常の冒険で役に立たないわけではない。にほんばれとだいもんじ、あまごいとハイドロポンプ、あられとふぶきは、効果がわかりやすい組み合わせだ。現在の姿に合わせて技のタイプを変えたいなら、ウェザーボールが最も自然な選択になる。ソーラービームは晴れと相性がよく、別の場面ではかみなりでみずタイプの相手を狙える。
無理なく活躍させる方法
最も無難な使い方は、先に天気を準備しておくか、天気が続いている状態で繰り出すこと。すばやさ70でそのターンを何とかできると考え、素早いアタッカーの前に置くのはおすすめしない。物理攻撃を強く受けさせるのも避けたい。ノーマルのすがたでは、ぼうぎょ70だけで耐性の少なさを補うのは難しい。
ストーリー攻略では、1枠でほのお、みず、こおり、でんき、くさ、ゴーストの攻撃をそろえられる点が役立つ。別のポケモンなら交代が必要になる相手にも、技の種類で対応できる。真剣勝負では、均一な種族値と天気への依存が重くのしかかる。ポワルンの面白さは、フィールドの予報を自分のタイプに変えてしまうところにある。ただし相手は、天気を変えるだけでその利点を崩せる。