キュワワー徹底解説
生きた花輪
キュワワーのイメージは、首にかけたり、あいさつとして贈ったりする花の首飾り、レイからきている。首飾りとして身につけるのではなく、種族の一部にしているのが特徴で、頭から伸びた茎が花びらを支える。丸みを帯びた姿は、閉じた花や葉に包まれた小さな生き物を思わせる。
英語名のComfeyには、心地よさと花の存在が込められている。この組み合わせは、香りのよい入浴や治癒作用のある花びらを描く図鑑の説明とも合っている。日本語名のキュワワーは、英語ではKyuwawāとローマ字表記され、やわらかな響きを保っている。攻撃性ではなく、花の飾りが主な特徴である種族に合った名前だ。
回復する前に攻撃できるサポート役
ヒーリングシフトとドレインキッスの組み合わせが、バトルでキュワワーを使う理由になる。素早さ100ですでに多くの相手より先に動けるうえ、先制効果が加わることで、相手より素早くなくてもHPを回復できる。回復は飾りのような要素ではない。HPが51しかないため、ドレインキッスを1回使えるかどうかで、場に居座れる時間が変わる。
グラスフィールドは場を整え、長期戦を望むパーティと組み合わせやすい。こうごうせいは直接回復を行い、やどりぎのタネは何度も出入りしようとする相手に負担をかける。より攻撃的な型では、じゃれつくで威力90の物理技を使えるが、攻撃が52しかないため、ドレインキッスやマジカルシャインよりは自然な選択とはいいにくい。くさむすびなら、固定された威力に頼らず、重い相手への対策になる。
ほかの花ポケモンと比べて足りないもの
特防110と素早さ100は優秀な数値だが、HP51を完全に補えるわけではない。防御90は物理技に対して役立つものの、はがねタイプとどくタイプの攻撃は依然として大きな問題になる。フェアリータイプは防御面で価値のある手段を与えてくれるが、どんな相手にも圧力をかけられるわけではない。攻撃性能は回復にかなり依存し、相性のいい相手を引けるかどうかにも左右される。
フラージェスとは花を意識したデザインとフェアリータイプを共有するが、特殊耐久を頼みにするより、回復技を先制で使える点が違う。ドレディアはくさタイプのコンセプトを別の方向から表現しており、攻撃を準備したり、実際に攻めたりすることに重点を置く。一方のキュワワーは、場に残り続けながら味方を支える。チュリネは植物を題材にした、より小さな段階のイメージを見せるポケモンで、キュワワーのようなサポートへの特化はない。
パーティの中での役割
通常のプレイでは、レベルアップで覚える技が攻撃、回復、妨害に分かれている。ドレインキッスはレベル9、こうごうせいはレベル18、やどりぎのタネはレベル21、フラワーヒールはレベル30で覚える。その後にじゃれつくとグラスフィールドも覚えるため、パーティに合わせて技構成を変えられる。
実戦での判断はわかりやすい。ドラゴン、かくとう、あくタイプの攻撃に後出しし、先制の回復でHPを戻すか、フェアリータイプの存在をちらつかせて交代を誘う。はがねやどくを相手にする場合は引かせたほうがいい。弱点を補える耐性はなく、HPが低いため、何度も攻撃を受け止めることはできない。野生の個体が持っていることのあるミストシードも、花を通した姿には合っているが、キュワワーの本質的な強みは、ヒーリングシフトと先制回復にある。