フクスロー徹底解説
顔に葉をつけたフクロウ
デザインの出発点はフクロウで、メンフクロウに近い特徴を持つ。この選択は、地理的なモデルがハワイに結びつくアローラとも相性がよく、現地には草地に関係するフクロウ、プエオがいる。顔を囲む葉はこうした鳥の顔盤の縁を思わせ、頭の房は種から伸びた葉のように見える。
植物らしさは色だけにとどまらない。フクスローは猛禽類の飛行能力と、鋭い羽根を正確に投げる動きを組み合わせている。その性格も対照を完成させており、羽毛を執拗に手入れする一方で、その羽繕いによって羽根を戦闘に使える状態に保っている。
羽根を投げる名前
日本語名のフクスローは、「フクロウ」の「フク」と、投げるという意味のthrowを組み合わせたもの。動物を示しながら、攻撃方法もそのまま説明する名前だ。Dartrixの名前では、「dart」がダーツや投げ矢を指し、「Strix」がフクロウ属を表す。結果として、爪で攻撃するのではなく、飛び道具を撃ち出す鳥というイメージが保たれている。
役割を変えていく系統
中間進化のフクスローは、モクローからの変化をはっきり示している。最初の姿は丸みがあって控えめだが、フクスローは直立した姿勢になり、頭と顔の葉も明確になって、気取った鳥らしい印象を強める。その後、ジュナイパーがコンセプトを弓使いへと発展させるため、羽根を正確に扱う要素はここですでに予告されている。
第7世代で登場した種族で、それ以前の作品には登場していない。以降の世代でも、くさ・ひこうの組み合わせは維持された。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、一部の技の扱いが初期の発売時と後のアップデートで変わり、あやしいひかり、ナイトヘッド、ひかりのかべは初期バージョンと同じ扱いではなくなった。小さな違いだが、技構成が時間とともに調整されてきたことを示している。
無理をさせずに活躍させる
通常のプレイでは、みず、くさ、かくとうの攻撃を受ける場面に出し、2つのタイプの技で反撃するのが基本になる。覚えられるようになったらリーフブレードが安定した物理技になり、ブレイブバードは反動と引き換えに大幅な火力を得られる。はたきおとすは持ち物に依存する相手への対策になり、つるぎのまいは安全なターンを確保できれば、フクスローをより本格的な物理アタッカーに変えられる。
慎重に使うなら、隠れ特性のえんかくが最も実用的だ。相手に接触せず技を使えるため、接触にともなう効果を避けられる。しんりょくはHPがピンチのときだけくさ技を強化するので、発動する場面は限られるが、戦闘の終盤の撃ち合いを決めることがある。こおりへの4倍弱点があるため、相手がこおり技を使える対面は避けたい。すばやさ52では常に先手を取られるので、ふいうちは最後まで頼れる手段になる。