テッシード徹底解説
体が武器になったタネ
デザインの出発点はトゲのあるタネで、オナモミやゴボウのように服にくっつく実との共通点がはっきりしている。丸い形とトゲからはドリアンも連想でき、金属製の外殻と攻撃方法はメイスやフレイルにも近い。接触した相手を刺すだけでなく、トゲを撃ち出して転がり去るという行動が、この発想を完成させている。
英語名は、鉄に関係する「ferrous」と「seed」を組み合わせたもの。日本語のテッシードは、鉄を意味する「tetsu」と同じ英単語を組み合わせている。スペイン語の分類名「Fruto Espina」も、植物らしさと攻撃性をあわせ持つデザインの読み取りを保っている。
戦っている姿でわかる変化
テッシードはナットレイとともに第五世代で初登場した。初登場以降の世代では、戦闘中に地面へ埋まった状態で描かれるようになり、体の上半分だけが見える。壁や天井に張りついているという図鑑説明には合っているが、単に浮かんでいる生き物という第一印象は変わった。
登場時から、進化前後ともくさタイプとはがねタイプを保っている。特性もてつのトゲのままだが、進化後は体の大きさと防御性能が大幅に増し、同じ発想をより大きな姿で展開している。
ダメージを求めずに活かす方法
通常プレイでは、耐性のある攻撃に後出しして交代を誘ったときに強みが出る。まきびしやステルスロックを置けば、その交代がこちらの進展になり、やどりぎのタネで圧力を維持しながら、でんじはで素早さに依存する相手を止められる。相手が接触技で倒そうとすれば、てつのトゲが追加ダメージを与える。
遅い相手にはジャイロボールよりアイアンヘッドが向いている。ジャイロボールは素早い相手に対して強いが、考えずに使う技ではない。相手がまひすると素早さの差が縮まり、技の意味が薄れるからだ。じばくやだいばくはつなら、障害物を置いたあとにテッシードを退場させられるが、そのぶんチームから壁役を失う。
居場所を決める比較
タマゲタケと比べると、テッシードは耐性が多く、まきびしとステルスロックも使える。一方で、あれほど手軽な回復手段はない。どちらも交代を咎め、水やくさの脅威を抑えられるが、テッシードはほのおとかくとうにより大きくさらされる。
リトルカップでは、防御性能とサポート技、低いすばやさを活かして、その2つの弱点を補えるポケモンと防御的な並びを組める。ちょうはつ、はたきおとす、ほのお技を持つ相手がいると、性能は大きく落ちる。防御を高める道具を失えば、繰り出すたびに負担が増す。相手が接触技を使わず、障害物も恐れないなら、てつのトゲの貢献もかなり小さくなる。
図鑑説明には、少し変わった細部も加えられている。洞窟の苔は単なる隠れ家ではなく、トゲの成長にも関わっているのだ。テッシードは狙いを定めるために練習が必要で、その制限が間接的な戦い方にも表れている。