ドテッコツ徹底解説
鉄骨がトレードマーク
デザインの出発点は建設作業員だ。鉄骨は飾りではなく、トレーニングに使い、肉体労働に慣れた者の力で振り回している。体にある紫色の突起は、筋肉を酷使して膨らんだ血管を思わせ、肩のバンドは作業員が袖をまくるために使うひもを連想させる。大きく構えた姿勢と赤い鼻によって、ほとんど芝居がかった外見になっているが、図鑑が強調する行動は具体的だ。力を自慢し、仲間と競い、負ければ姿を消す。
鉄から生まれた名前
英語名Gurdurrは、構造用の梁を意味する英語の「girder」に由来する。日本語名のドテッコツは、土木に関係する「どぼく」と、鉄の骨組みや構造を意味する「てっこつ」を組み合わせたものだ。どちらの名前も同じ発想を示している。建設資材を象徴にした格闘家である。
この種は第五世代で初登場し、それ以前のゲームには登場していない。それ以来、解体作業やゴーリキーとの比較と結びついた存在であり続けている。どちらも単一のタイプを持つ人型の格闘家で、こんじょうを共有し、最終段階で交換進化する。見た目の違いは道具にある。ゴーリキーが筋肉質な作業員を表すのに対し、ドテッコツはどれだけ成長したかを示すために鉄骨を必要とする。
中途半端で止まる問題
バトルでは、進化しない代償がはっきり出る。ドテッコツは攻撃種族値105、防御種族値85を保っており、物理アタッカーに立ち向かうには十分だが、素早さ種族値40のせいで、ほとんどの攻撃役に先手を取られる。進化していないことは、ローブシンと比べたときの数値面でも不利になる。実用上の利点は、まだ進化できるポケモン向けの道具を活用できることだ。それによって耐久力を高められ、最終進化形とは違った形で、防御寄りの役割を担える。
使い方としては、いわやあくタイプの物理技を受けて場に出し、ドレインパンチで圧力をかけ、相手が交代せざるをえないターンにビルドアップを使うのが理想だ。序盤から特殊技にさらしたり、フェアリー、ひこう、エスパータイプのポケモンに主導権を握らせたりするのは避けたい。ストーンエッジとはたきおとすで対応範囲は広がるが、素早さや技範囲の問題がなくなるわけではない。
交換という代償のある進化
ローブシンへの進化に交換が必要なため、ドテッコツは進化系列を完成させられない人にとって、よく立ち止まる段階になる。後の世代でも、はたきおとすの強化や、ドレインパンチ、ビルドアップ、先制技といった手段へのアクセスによって、中間進化形が低いティアで居場所を保つことになった。その居場所は、3つの弱点をチームで補い、相手が特殊方面から気軽に攻撃できないようにすることが前提だ。鉄骨は今もトレーニング器具だが、バトルでは、素早く動けるようになる前から強く殴れることを思い出させる道具として機能している。