ラティオス徹底解説
鳥の翼を持つ飛行機
ラティオスのデザインは、目立った足がなく、細長い胴体と飛行機を思わせる翼を持つ飛行生物から成り立っている。そこにはドラゴン、鳥、グリフォンの特徴も取り入れられている。地上で体を支える部分がないことは、浮遊し、長い時間を空中で過ごす動物というイメージに合っている。青い体の色はラティアスとの違いを示し、赤い色合いの彼女と対をなしている。
空を飛ぶという着想は見た目だけにとどまらない。ポケモン図鑑の説明では、翼と前脚を折りたたんで速度を上げることが強調されている。格闘戦をするためではなく、空気を切り裂くために考えられた生き物なのだ。その選択は、四肢の形や細い胸部のシルエットにも表れている。
隠れることに結びついた名前
日本語名のラティオスは、英語名やスペイン語名と同じくLatiosと書かれる。もっとも明確な語源は、ラテン語のlateō「隠れている」「身を隠したままでいる」と、男性を示す語尾「-os」を組み合わせたものだ。地域から地域へ移動し、人目を避け、信頼した人にしか近づかない種族との関係がうかがえる。
むげんポケモンという分類は、ラティオスとラティアスをエオンの概念と結びつけている。また、オスとメスの組み合わせが両者の対比を強めている。ラティオスの青、速さ、より戦いを好む性質は、相棒との違いを作りながら、2匹を別々の種として切り離してはいない。
ホウエンからメガシンカへ
ラティオスは第3世代で、ホウエン地方の伝説のポケモンの1匹として登場した。物語上の役割は島々の間を移動することや、生まれた場所から遠く離れた場所で見つかる可能性と結びついている。2匹は『ポケットモンスター オメガルビー』『ポケットモンスター アルファサファイア』でも存在感を示し、空の探索ではその背に乗ってマップを移動できた。
第6世代ではメガラティオスが追加された。姿が変わってもドラゴンとエスパーのタイプ、ふゆうは維持されるが、体のいくつかの部分は青から紫に変わる。これは恒久的な進化ではなく、バトルとメガシンカのシステムに結びついた変身だ。空飛ぶドラゴンをジェット機のような形にしたという発想が共通しているため、シルエットは元の姿にかなり近い。
性能を活かす方法
HP80、攻撃90、防御80、特攻130、特防110、素早さ110という配分から、やるべきことは明確だ。耐える技に合わせて繰り出し、特殊側から攻撃し、深刻な物理攻撃を受ける前に交代する。ふゆうによってじめんタイプの技に合わせて交代でき、じめんタイプに依存する相手には繰り出しやすい。
りゅうのはどうは、特攻を下げたくないときに使える安全な選択肢だ。サイコキネシスはエスパーに弱い相手を攻撃でき、2つ目の主力技にもなる。れいとうビーム、なみのり、10まんボルト、シャドーボール、エナジーボールで攻撃範囲を広げ、じこさいせいで交代の合間に体力を保てる。めいそうは、すぐに圧力をかけられない相手に対して有効だ。
あくタイプの相手にサイコキネシスを撃つのは避け、相手にフェアリータイプが残っていないか確認せずにドラゴン技を使うのも危険だ。こおり、ドラゴン、ゴースト、むし、あくへの弱点は簡単に突かれてしまう。ガブリアスやボーマンダを相手にしたときは、ラティオスの素早さと特攻が個性を示すが、物理耐久が低いため、打たれ強いアタッカーとして扱うことはできない。相手が弱っている状態で繰り出せば、素早さ110によって反撃を受ける前にとどめを刺しやすい。