ストライク徹底解説
カタカナで書かれた動詞
日本語名はストライク、「Strike」。英語をそのまま写しただけで、下に言葉遊びはない。鎌については触れず、見たときにはもう起きている衝撃、すでに届いた一撃を指している。西洋名は正反対で、手だけに注目する。scythe、鎌に、道具を扱う者を表す接尾辞の-erを付けた名前だ。2つの名前のあいだに、この種の全体が収まっている。片方は速さ、もう片方は刃だ。
体つきはカマキリで、獲物を捕らえる前脚が刃に変わっている。頭部はそうではない。Bulbapediaは爬虫類的だと説明しており、自然界の昆虫をそのまま写したデザインではないことがよくわかる。大きく正面を向いた目と、はっきりしたあご。現実のカマキリは動かずに獲物が近づくのを待つ。こちらは自分から向かっていく。
世代ごとに変わったところ
『赤・緑』では、とくこうととくぼうは分かれていなかった。とくしゅというひとつの能力値しかなく、ストライクの値は55。特殊技を使うのも、特殊技を受けるのも同じくらい苦手だった。第2世代で分割された際、とくぼうに80が割り当てられ、55は攻撃側だけに残った。合計値を変えず、最大の欠点だけを静かに取り除いた調整である。
第4世代で2つ目の特性としてテクニシャンが追加され、第5世代で隠れ特性のふくつのこころが加わった。入手場所については、第1世代と第3世代ではサファリゾーンに登場し、第2世代ではしぜんこうえんのむしとりたいかいに参加することになった。多くのプレイヤーが初めて見たのは、そこだったはずだ。
同じ虫に用意された2つの出口
どちらの進化も、ひとりで遊びながらレベルを上げるだけではたどり着けない。そして2つは、シリーズのかなり離れた時期に設計された。ハッサムは第2世代に登場し、メタルコートを持たせて通信交換すると進化する。ひこうがはがねに変わるのも特徴だ。この変更は、ストライクがもっとも苦手とする点を正確に補っている。はがねは いわに耐性があり、4倍弱点は消える。その代わり、すばやさを失い、ほのおに対して大きな穴が開く。
バサギリは『Pokémon LEGENDS アルセウス』で登場し、逆方向に働く。くろのきせきによって、空飛ぶ虫は岩の虫へ変わり、鎌の代わりに石の斧を持つ。デザインの参照元もカマキリから石器へ移る。3つの姿のなかで、飛ばず、飛びそうにも見えないのはこれだけだ。
レベル8から見る旅
レベル8で覚えるみねうちは、早い段階から連れていく本当の理由だ。相手を倒さずにHP1まで削れ、すばやさ105ならほとんどの場合、先に動ける。低レベルの個体でも、難しい捕獲を作業に変えられる。通常プレイでは、攻撃技の半分よりその価値のほうが高い。
その後に、いちばん良い時期が来る。レベル24のきりさくは急所率が高く、レベル28のきあいだめがその確率を上げる。タマゴ技でしか入らないつじぎりも同じ性質を持つ。組み合わせれば、相手のぼうぎょ上昇を無視する急所戦術になる。
悪いのは技リストの終盤だ。つるぎのまいは44まで出てこず、そのころには多くの旅がポケモンリーグを終えている。レベル32のこうそくいどうも、最初から速いポケモンには余分だ。レベル40のシザークロスから、この2つの補助技までの区間は、ほぼ埋め草である。