メルメタル徹底解説
ナットだけではない体
デザインの中心にあるのは六角形のナットだが、人間が作った部品として描かれているわけではない。人型のシルエット、中央の目、腕や脚を形作るパーツによって、通常のロボットとは異なる機械の巨像らしさが生まれている。ポケモン図鑑が強調しているのは別の点だ。金属は生物としての体の一部であり、その体が鉄を生み出す。
英語名と日本語名は同じMelmetalで、日本語ではメルメタルと書き、およそ「メルメタル」と発音する。「metal」はその構成を直接表し、「melt」は溶けた金属を思わせる。メルタンとの関係も同じ名前の流れを保っているが、小さな生きたナットから巨大なポケモンへとコンセプトを広げている。
幻のポケモンから転送へ
この種族はメルタンとともに第七世代で登場し、Pokémon GOと結びついて生まれた。その出自によって、進化条件が通常の方法とは別に設定され、本編のゲーム内には従来型の進化系統が存在しない。『ポケットモンスター ソード・シールド』では転送できる種族の一員となり、キョダイマックスのすがたも与えられた。その姿は、規格外に巨大な金属の塊という印象をさらに強めている。
世代をまたいだ変化は新たな進化ではなく、手持ちに加える方法にある。まずPokémon GOで入手して進化させ、その後、対応する別のタイトルで使う。系統は短く、メルタンが最初の段階で、メルメタルが進化したすがたになる。
パンチの重さ
バトルでは、物理方面の能力値がほとんどの判断を決める。こうげき143によってパンチ技が主力になり、HP135とぼうぎょ143によって、より脆いアタッカーなら倒される物理攻撃にも後出しできる。てつのこぶしはまさにその種類の技を強化するため、かみなりパンチ、メガトンパンチ、ばくれつパンチは飾りの選択肢ではない。
その代償は明確だ。すばやさ34のため、攻撃する前に相手の攻撃を受けることになり、とくぼう65によって弱い側の耐久を突かれやすい。じめん、かくとう、ほのおはチームのほかのポケモンで対策しておきたい。また、無意味な交代は避けるべきだ。物理方面にはかなり耐えるとはいえ、強力な特殊攻撃なら何でも安全に受けられるわけではない。
ほかの巨体ポケモンとの違い
レジスチルと比べると、物理面での圧力がはるかに高い一方、とくしゅ面では安定性に欠ける。メタグロスと比べると遅いが、HPが高く、物理戦を重視した防御配分を持つ。特殊受けや高速アタッカーの代わりになるポケモンではなく、場に出すためのサポートを必要とする物理の脅威という立ち位置だ。
単純な流れとしては、まもるで相手がじめん、ほのお、かくとう技を持っているか確認し、その後、はがねタイプ一致技と、かみなりパンチやばかぢからのどちらを使うか選ぶ。ダブルパンツァーは、てつのこぶしの恩恵を受けながら、はがねタイプの物理ダメージを出せる。ヘビーボンバーは相手の重さに左右されるため、どんな相手にも使える技として扱うべきではない。相手がすでに弱っているなら、はかいこうせんで試合を締めくくれることもあるが、その後のターンが大きく制限される。