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ニドラン♂の公式イラスト

#0032

ニドラン♂

Gen I

どくばりポケモン

どく

図鑑データ・X

くさむらの うえに みみだけ だして まわりの けはいを さぐる。 もうどくの ツノで みを まもる。

高さ
0.5 m
重さ
9 kg
基礎経験値
55
経験値タイプ
やや遅い
捕まえやすさ

235/255とても簡単

なつき度

70/255

種族値

HP46こうげき57ぼうぎょ40すばやさ50とくぼう40とくこう40
HP
46
こうげき★
57
ぼうぎょ
40
すばやさ
50
とくぼう
40
とくこう
40

合計 273

低い

獲得努力値 +1 こうげき

実数値の範囲 (個体値 0–31・努力値 0–252・性格補正込み)

最小最大
HP106153
こうげき55119
ぼうぎょ40101
すばやさ49112
とくぼう40101
とくこう40101
合計330687

ニドラン♂とは

公式の分類は どくばりポケモン。デザインもそのままで、背中に3列のトゲ、額の中央に1本のツノ、そして体長半メートルの動物には不釣り合いなトゲトゲの耳。9キロ、4本足、げっ歯類の歯を持つ。

おもしろいのは、図鑑の説明が毒よりも耳についてかなり多く語っていることだ。草むらから耳だけを出して縄張りを探り、そのために発達した筋肉でどの方向にも耳を向け、かすかな音まで聞き取る。ツノの出番は、そのあと何かを聞きつけてからだ。危険を察知すると、トゲで攻撃するか、額のツノから強力な毒を注入する。

説明調の記述から外れるエントリーが1つだけある。「小さいが勇敢。仲間のメスを守るためなら、戦いで命をかけることもある」。意志を持つ存在として描いているのはこれだけで、名前と耳の大きさ以外はほとんど共通点のない、対になる種族の *ニドラン♀* にもちらりと目を向けている。

3段階進化の最初の段階であり、短いほうの段階でもある。レベル16ですぐに *ニドリーノ* になる。*ニドキング* までの大きな飛躍は、レベルではなく石にかかっている。

バトル分析

×2

弱点

じめんエスパー
×½

耐性

くさかくとうどくむしフェアリー

ニドラン♂徹底解説

ツノのあるウサギ

デザインの出発点は、ウサギ目の動物とげっ歯類を掛け合わせたものだ。長い耳、大きな切歯、4本足のコンパクトな体。ウサギらしくないトゲと毒腺は、実在する数少ない有毒哺乳類から借りている。よく挙げられる神話上のモチーフは、アラブの伝承に登場する一本角のウサギ、アル=ミラージュ。そしてもう1本、月につながる糸もある。この一族は最終進化に つきのいし を使うため、東アジアの民話に登場する月のウサギと結びつく。

名前は日本語、英語、スペイン語で同じ。ニドラン♂ はそのまま音写され、どのローカライズでも変更されなかった。カントーのポケモンでは珍しいことだ。語源は決着しておらず、英語の needle(針)と、日本語の二度(nido、「2回」)が候補に挙がっている。後者なら、この種族が2つに分かれていることとも符合する。

性別ごとに1種族

ニドラン♂ と ニドラン♀ は同じポケモンの2つの姿でも、同じ生き物のオスとメスでもない。図鑑の別々のエントリーで、それぞれ固有の数値を持ち、進化先も別のポケモンになる。デザインされた当時は、性別そのものがまだゲームのシステムに存在しなかった。性別が登場したのは第2世代なので、♂と♀の記号は名前の一部でしかなかった。対になるメスと比べると、オスは攻撃と素早さに数値を寄せ、そのぶんHPと防御を削っている。メスはより耐えて、攻撃力は低い。

ニドリーナ と ニドクイン がタマゴを作れないことは、ゲームで繰り返し語られる変わり種のひとつだ。理由は明快で、進化前はタマゴを作れるのに、進化後は作れない唯一のポケモンだから。メタモン と組み合わせても無理だ。アニメはこの設定を、特別編『ポケットモンスター ミュウツー!我ハココニ在リ』で何食わぬ顔で覆した。クローンの ニドクイン が、平然とタマゴを産んでいる。

変わり続けてきたところ

第1世代には特殊というひとつの能力値しかなく、ニドラン♂ は40だった。第2世代でそれが特攻と特防に分かれたとき、2つの数値は同じになり、それ以来ずっと変わっていない。特性は段階的に追加された。登場時から どくのトゲ を持ち、第4世代で とうそうしん が加わり、第5世代から隠れ特性として はりきり が追加された。これが、対戦で唯一の存在理由を与えた特性だ。

『ポケットモンスター 赤・緑』では、トキワシティ から セキエイ高原 へ向かう 22ばんどうろ で捕まえられ、サファリゾーン にも出現する。カントーのトレーナーが序盤で捕まえられる、最初期のどくタイプのひとつで、かなり長いあいだ唯一の存在でもある。

進化させるか、待つか

進化させずに残しておく誘惑には、ちゃんとした根拠がある。ニドラン♂ のレベルアップ技は、ニドリーノ より数レベル早く習得できる。レベル20で どくびし、レベル25で にどげり、レベル30で つのでつく、レベル35で てだすけ、レベル40で どくどく。どれも進化するレベル16よりあとに設定されているため、どくびし をできるだけ早く使いたいなら、Bボタンを押す理由にはなる。

ただ、その理由はすぐに尽きる。レベル差は2、3程度で、ニドリーノ は全体の能力値が十分に上がるため、待つことで得るものより失うもののほうが多い。なにより、どちらも終着点ではない。このラインは ニドキング にたどり着くために存在し、つきのいし を使う前に覚えるものはすべて通過点の材料だ。第1進化段階でレベル50に覚える どくづき は、ほとんど誰も本来の場所では見ることがない。そこまで進めば、すでに石を使っているからだ。

ポケカのカード

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