ミジュマル徹底解説
ラッコの子どもが持つホタチ
デザインの土台にあるのは、ラッコの子どもと、ラッコが道具を使って食べ物を割る習性だ。おなかに置かれたホタチは単なる飾りではなく、その姿勢を再現し、図鑑の2つの説明が武器ときのみを切る道具として扱っている理由にもなっている。ホタチの形には、日本の軍配に似た意匠による侍のモチーフも取り入れられている。
日本語名はミジュマル。語尾の「マル」は日本の男性名によく使われる接尾辞で、日本語らしい響きを強めるために選ばれた。英語の「otter」は「ラッコ」を意味し、Oshawottにも使われているが、それ以外の語形成について公式に確認された説明はない。
1つの進化系統に描かれた3つの年齢
進化系統には意図的な段階の変化がある。ミジュマルはまだ道具の扱いを覚えている子ども、フタチマルは若い侍、ダイケンキは指揮官という位置づけだ。進化に必要なレベル17と36は、『Pokémon LEGENDS アルセウス』でも維持されている一方、同作のほかの御三家の進化レベルはそろえるために調整された。この一貫性が、歴史的な進化モチーフを取り入れた系統の中で、この系統を特徴づけている。
ミジュマルは第5世代で、ツタージャとポカブとともに登場した。3つの御三家系統は、それぞれ異なる文化的モチーフと結びついている。その後の作品での登場状況は一定ではなく、第8世代の最初の作品には登場しなかったが、『Pokémon LEGENDS アルセウス』で登場し、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも登場する種族の一員になっている。
中途半端な性能という問題
対戦では2つの方向性を選べるが、どちらも特に伸びているわけではない。とくこうは63で、こうげきとの差は小さい。一方、つるぎのまい、アクアジェット、アクアテール、せいなるつるぎによって物理型も成り立つ。理論上は柔軟だが、実戦では決め手に欠ける。ぼうぎょ45、とくぼう45、すばやさ45という数値のせいで、攻撃を耐えることも先に動くことも難しい。
第7世代のリトルカップでは、Smogonの分析で、とくしゅアタッカーとしてはヒトデマン、物理型としてはヘイガニなどの選択肢より後れを取ると評価された。それでも、アクアジェットで先制でき、ハイドロポンプは安全に場へ出せたときの決定力になり、れいとうビームはくさタイプの相手をカバーできる。HPが減るとげきりゅうでみず技が強化されるが、その状態に頼る戦い方は限界ぎりぎりの立ち回りを要求する。
冒険中に活かす方法
通常プレイでは、序盤から中盤にかけて補助的なアタッカーとして使うとよい。レベル7でみずでっぽう、レベル23でみずのはどう、レベル35でアクアテールを覚えるため、ストーリー終盤まで待たずに、みずタイプの物理技と特殊技をそろえられる。シェルブレードはレベル17、ちょうど進化するタイミングで覚え、最初の技よりも威力の高い物理技として使える。
つるぎのまい、アクアジェット、みねうちは、それぞれ異なる役割を持つ。つるぎのまいはこうげきを上げ、アクアジェットはすばやい相手より先にとどめを刺しやすくし、みねうちは相手のHPを最低でも1残す。レベル43で覚えるハイドロポンプは、特殊技として最も威力が高い一撃だが、すばやさと耐久が低いため、長期戦の打ち合いは苦手だ。