ゴロンダ徹底解説
口に葉っぱをくわえたパンダ
動物としての土台はジャイアントパンダだが、デザインには人間のようなシルエットと、ギャングのリーダーを思わせる態度が加えられている。暗い体毛のマントは長いジャケットを連想させ、歯でくわえた葉っぱが挑発的な雰囲気を強めている。英語名のPangoroと日本語名のゴロンダ(Goronda)は、パンダへの言及と、不良や低く響く音に関係する日本語の要素を組み合わせたものだ。不良というイメージは進化にも合っている。ヤンチャムは子どもっぽい外見を捨て、あくタイプと、はるかに重い体つきを得る。
悪い影響を受けた進化
ゴロンダは短い進化系列に属する。ヤンチャムは進化後のまねを覚えるが、最終的にはデザインの規模も雰囲気も変わる。進化条件はレベル32まで上げるだけで、その結果として、高さ2,1 m、重さ136 kgの、純粋な力強さを伝える種族になる。図鑑は、ゴロンダを理解するうえで役立つ矛盾を強調している。攻撃的で気性が荒い一方、弱い者を守り、仲間には愛情をもって接するのだ。
第六世代で初登場し、『ポケットモンスター ソード・シールド』にも登場した。かくとう・あくの組み合わせと物理アタッカーとしての役割は変わらなかったが、覚えられる技の構成は世代ごとに変化している。『ソード・シールド』では最初からつじぎりを覚え、レベル35でかみくだく、レベル58でアームハンマーを習得する。わざマシン由来の技として、じしん、いわなだれ、ドラゴンクロー、ストーンエッジも使える。
ターンを無駄にせず穴を開ける方法
能力値の配分から、優先すべき点は明らかだ。こうげきは124、HPは95だが、すばやさは58しかない。素早いアタッカーとして考えるべきではない。味方が相手の交代を誘ったあとや、タイプ相性で攻撃を受けられる相手の前に出すのがよい。てつのこぶしはパンチ技を主力にする特性だが、相手の特性によって攻撃が想定どおりに通らない場面では、かたやぶりにも価値がある。
インファイトとかみくだくは、わかりやすい攻撃の組み合わせになる。バレットパンチは遅さを部分的に補い、とどめにも使える。ドレインパンチなら回復アイテムに頼らず攻撃を続けられる。つるぎのまいを使えば与えるダメージは大きく伸びるが、フェアリー、かくとう、ひこうへの弱点のせいで、そのためのターンを作るのは難しい。ゴーストタイプを含む相手には、きもったまによってノーマル技とかくとう技を使える。ただし、隠れ特性はすべての個体で利用できるわけではない。
似たポケモンが限界をはっきりさせる
その見た目から、キテルグマのような大型で人型のポケモンと比べたくなるが、役割は異なる。キテルグマは物理耐久と接触技を軸にした個性が強いのに対し、ゴロンダは2つの攻撃タイプと、相手の交代を誘う力に頼っている。ズルズキンもかくとう・あくだが、能力値の配分が異なり、耐久と積み技を重視した方向性を持つ。
ゴロンダは相手がすでに削れているときに最も力を発揮する。フェアリータイプには攻撃を大きく止められ、素早い相手には攻撃する前に倒されることもあるので、脅威を見極めずに場へ出すべきではない。葉っぱは単なる見た目の特徴ではない。一瞬観察し、打ち込む技を決め、あとはすべてをこぶしで解決しようとする種族の戦い方を象徴している。