ゴマゾウ徹底解説
青く塗られたゾウ
出発点はゾウの子どもで、大きな耳と、まだ使い方を覚えていない動物らしい短い鼻を持っている。そこに加えられた要素がおもしろい。ブルバペディアは、単色の配色が子ども向けのおもちゃを思わせること、鼻先と耳の赤い模様が、インドのお祝いでゾウを飾る布や装飾品に由来する可能性を指摘している。じめんタイプなのも偶然ではない。ゾウは泥の中を転げ回り、日差しや虫から皮膚を守るために砂を体へかける。図鑑の説明で水を浴びているのも、そこから来ている。
英語名は、elephant に小ささを示す語尾を組み合わせた、わかりやすい短縮形で、ゾウドウやキョダイマックスを持つ進化後のポケモンと同じ系列にある。日本語名のゴマゾウは、最後がゾウで、つまりゾウを表す。前半については、ブルバペディアが細かいという語から来ていると考察している。
45番道路、しかも1バージョンだけ
第2世代では『ポケットモンスター 銀』限定で、45番道路に出現した。『金』を遊んでいた場合は、交換しないと手に入らない。『クリスタル』では45番道路と46番道路に範囲が広がった。第3世代では出現場所が完全に変わり、『ルビー・サファイア・エメラルド』ではホウエン地方のサファリゾーン、『ファイアレッド・リーフグリーン』ではナナシマの渓谷に登場する。
この分け方はヒメグマと似ている。ジョウトの2バージョンに分けて配置されたもう1つの進化ラインで、小さい姿の特性もものひろいだ。どちらも進化するとその特性がなくなる。地面を探って道具を見つけるのは、成体ではなく子どもの役目だと考えれば自然な話だ。
レベル25までの使い方
最初の数レベルは本当に弱い。最初からたいあたり・なきごえ・まるくなる、レベル6でじたばた、レベル10でころがる、そしてレベル15でタイプ一致の最初の攻撃技となるじならしを覚える。まるくなるところがるは組み合わせて使う前提で、前者を使うと後者の威力が2倍になり、さらに当たるたびに威力が上がる。ただし、技を外すか相手に交代されると、その計画は崩れる。15レベルほどのあいだ使えるのは、それくらいだ。
レベル24のたたきつけるとレベル28のとっしんは、威力80と90のノーマル技で、その時期に持っているほかの技よりだいたい強い。レベル33のあまえるは、あまり選ばれない切り札だ。相手の攻撃を2段階下げるので、物理攻撃に対しては60しかない防御でもなんとか耐えられるようになる。倒したときに得られる努力値が1だけなのも、育成要員としての評価を押し上げる要素にはならない。
体重33キロの赤ちゃん
高さ半メートルで体重33.5kgという数字は、丸いシルエットから想像する密度と合わない。同じ世代で、見た目の占める大きさも近いウリムーと比べても、体重はずっと重い。そのため、相手との体重差で威力が決まるヘビーボンバーを覚えるし、図鑑の説明も怪力を強調する。これだけの質量を持つ動物が正面から突っ込めば、攻撃が60でもダメージは出る。基礎なつき度70は標準的で、基礎経験値66は、レベルアップ用の相手としては経験値をあまりくれない部類に入る。