ポッチャマ徹底解説
若い貴族の風格を持つペンギン
ポッチャマのデザインはペンギンのヒナを土台にしている。頭の上の明るい模様は王冠を思わせ、体の模様は燕尾服や正装のジャケットを連想させる。その組み合わせが、子どもらしい見た目と、ポケモン図鑑で描かれる誇り高い性格を結びつけている。世話を焼かれるのを嫌い、人から差し出された食べ物を拒み、トレーナーを信頼するまでに時間がかかる。ほかの、より人懐っこく従順な御三家とは異なる特徴だ。
英語名のPiplupは、水に石が落ちたときの音を表す「plop」や「plup」に、鳥の成長初期を指す「pip」を組み合わせたものとされる。日本語のポッチャマは、水がはねる様子を表す擬音語「ぽちゃぽちゃ」と、若い貴族を指す「ぼっちゃま」を組み合わせている。水とのつながりと、気位の高さの両方に合った名前だ。
シンオウから現在のゲームまで
ポッチャマは第4世代で、シンオウの3匹の御三家の1匹として登場した。ほかの2匹はナエトルとヒコザルだ。その後、作品によって交換、イベント、孵化、もしくはプレゼントで入手できるようになり、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では御三家として再登場した。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、このページのデータに使われているデータセットに含まれている。
隠れ特性の変更は、時期による違いを示している。以前の世代ではまけんきだったが、第9世代では再びまけんきとして扱われる。現在の効果は、相手にほかの能力を下げられたときにとくこうを上げるもので、とくこう61という数値を考えると、物理型よりも筋が通っている。
ほかのペンギンと比べた特徴
クレベース(ヒスイのすがた)も分類はペンギンポケモンだが、こちらは氷と頭を覆う氷塊を軸にしたコンセプトになっている。ポッチャマはより小さく、ペンギンのヒナと若い貴族のイメージを中心にデザインされている。自身の進化ラインでは、ポッタイシが誇り高い鳥という要素を保ち、エンペルトがそれを皇帝のような姿へ発展させる。
この比較からは、対戦や冒険での使い方も見えてくる。ポッチャマは、進化後と火力や耐久力で張り合おうとはしない。強みは、冒険の序盤からとくこう61と、早い段階で覚えるみずでっぽう、続くバブルこうせん、さらに後のしおみずを使えることにある。つつくはひこうタイプに弱い相手への有効打になり、れいとうビームは使えるようになってから、くさやドラゴンタイプへの対策として役立つ。
無理をさせずに活かす方法
通常の対戦では、ほのお、こおり、はがね、みずタイプへの耐性を活かすといい。そのタイプの攻撃を受けて場に出し、なみのりやハイドロポンプで交代を迫り、みずタイプに耐性を持つ相手にはれいとうビームを温存する。すばやさ40なので、HPを多く残した攻撃役の前に居座らせるのは避けたい。
リトルカップでは、役割がさらに限られる。みずタイプ、均整の取れた耐久、サポート技へのアクセスを組み合わせれば、防御寄りの駒として動けるが、安定した回復手段に乏しく受け身でもあるため、積み技に使うターンを与えると苦しくなる。くさタイプやでんきタイプのポケモンには交代を迫られ、特に耐久の高いアタッカーには大きな問題なく攻撃を耐えられることも多い。HPが少ないときはげきりゅうで試合を締めやすくなるが、まけんきは相手に能力を下げられて初めて機能し始める。