ポリゴン2徹底解説
名前に入ったバージョン番号
名前の由来は古代の言語ではなく、コンピューターグラフィックスの用語だ。3Dモデルを構成する単位、ポリゴンである。日本語ではポリゴン2で、同じ言葉に同じ数字がついている。この「2」は2体目の生物という意味ではなく、元の製品がまだカタログに残る中での、同じ製品の第2バージョンを示している。デザインもその冗談に沿っている。最初のポリゴンが平らな面でできた鳥なら、こちらは同じ骨格の表面をなめらかにした姿だ。古いモデルを、やっと余裕のできたマシンで再レンダリングしたようなものである。
技の構成にも一貫性がある。レベル1で覚えるテクスチャーと、レベル25で覚えるテクスチャー2は、第9世代までこの系列専用だった。自分のタイプを再プログラムするポケモンは、ほかにいなかった。
2回の交換と2つの道具
ここまで進化させるのに、これほど手間のかかる系列は少ない。まずポリゴンにアップグレードを持たせて交換し、さらに先へ進むには、もう一度あやしいパッチを持たせて交換する必要がある。道具は2種類、世代も2つ、実際にはケーブルの向こう側にもう1人の相手まで必要だ。第2世代と第3世代では、この手間はなかった。ポリゴン2が最終形態で、あやしいパッチもまだ存在していなかったからだ。
第4世代でポリゴンZが登場すると、どちらを選ぶかは明白ではなくなった。最終形態は火力と素早さが上がり、ノーマル技のダメージを跳ね上げるてきおうりょくも得る。一方で、しんかのきせきを持てる権利は失う。進化したことで耐久役としての性能が悪化し、多くのトレーナーがあえて中間形態で止めるという、珍しい例である。
遅い壁としての戦い方
立っていられる理由はシンプルだ。倒れないためのじこさいせい、耐えるためのしんかのきせき、そして何もできなくならないための適当な特殊技。この3つである。ダウンロードは場に出るたびに攻撃面の強化をくれるため、準備のターンも必要ない。そこから先は、わざマシンの技で2つの方針を取れる。でんじはで、素早さで上を取る相手をまひさせる。そういう相手はほとんど全部だ。あるいはトリックルームで、60しかない素早さを5ターンのあいだ有利に変える。ダブルバトルでは、どちらが先に攻撃するかが完全に入れ替わる。
同じ技リストにはねむるとねごともあり、後続のターンを失わずに全回復する定番の組み合わせが使える。ただ、レベル35でじこさいせいを覚えるため、採用する価値はあまりない。
12月の事件
1997年12月16日、日本でアニメ第38話「でんのうせんしポリゴン」が放送された。登場人物たちがコンピューターシステムの中に入る話である。4秒間続いた明滅する光によって、非常に多くの視聴者にけいれん、嘔吐、目の痛みなどの症状が起こり、アニメは約4か月にわたって放送休止になった。症状の原因になった爆発を起こしたのはピカチュウで、ポリゴンではない。それでも影響を受けたのは後者だった。系列全体がアニメから遠ざけられ、ポリゴンはどの話でも重要な役を与えられなくなった。ポリゴン2とポリゴンZが再登場したのも、第15作の映画でのカメオ出演まで待たなければならなかった。