ダイノーズ徹底解説
ひげを生やしたコンパス
デザインには、目立つ2つのモチーフがある。1つ目はイースター島のモアイ像で、これはノズパスにも使われていたモチーフだ。2つ目は磁気コンパス。大きな鼻は北を指す針を表し、3つのチビノーズが残りの方角を示している。ひげは、体の磁場に引き寄せられた鉄粉として解釈できる。
日本語名のダイノーズは、「大」を意味する「ダイ」と「ノース」、「ノーズ」を組み合わせたもの。英語名のProbopassは、「probe」「proboscis」「compass」を組み合わせた名前で、探査機器、吻、コンパスを指している。見た目だけでなく、図鑑で語られる行動にもこの発想が反映されている。
特殊な磁場からかみなりのいしへ
ダイノーズは第四世代で初登場し、特殊な磁場のある場所でレベルアップさせることが進化条件になっていた。この条件は当時のほかの進化ポケモンにも適用され、ジバコイルなども同じ仕組みだった。そのため、作品によってはゲーム内だけで入手する方法が用意されていなかった。後の作品では、ノズパスを進化させる方法としてかみなりのいしが追加された。
この変更によって入手は簡単になったが、個性は失われていない。電気や磁力と結びついた進化であることは変わらない一方、特定の場所を探す必要はなくなった。また、どの作品でも3つのチビノーズを連れており、アニメーションやスプライトが遠隔操作されるユニットという印象を強めている。
はがねを捕らえる壁
対戦で最もわかりやすい役割は、じりょくと補助技を組み合わせること。ステルスロックで交代を咎め、ボルトチェンジで相手の対応を見てから離脱し、閉じ込めたはがねタイプの相手にはだいちのちからで圧力をかけられる。でんじはも40のすばやさを補うのに役立つが、攻撃技の枠を割くため、特定の相手への対策に使える技が減ってしまう。
チームが強力な攻撃を受けたあとでも確実に1回行動したいなら、がんじょうの価値が高い。ステルスロックを撒く、まひ状態にする、ボルトチェンジで交代するといった動きを保証できるからだ。相手が特定のはがねタイプに依存している場合はじりょくが有効だが、考えなしに繰り出すのは危険。かくとう技やじめん技を受けると引かざるを得ず、みずタイプのポケモンにも何ターンも居座る余裕はない。安定した回復技がないため、何度も繰り出すほど消耗が重くなる。
磁力を持つ親類との比較
ノズパスと比べると、ダイノーズははがねタイプとチビノーズを得て、とくぼうも150まで上がるが、すばやさ40とHP60はそのまま引きずっている。ゴローニャと比べれば特殊方面の防御性能と、じりょくではがねタイプを捕らえる能力に優れる一方、物理面での圧力はゴローニャのほうが高い。ジバコイルも似た捕獲役をこなし、攻撃性能はかなり上だが、ダイノーズは補助技を使いながら特殊技を受けられる点に強みがある。
通常プレイでは、はがねタイプの相手や、かくとう・じめん・みずの対策技を持たない特殊アタッカーが出てくる区間で活躍しやすい。がんじょうで重要な行動を確保したいなら、HPを高く保っておく必要がある。体重340 kgという重さはヘビーボンバーにも意味を持たせるが、相手の体重次第で威力が変わるため、補助技の代わりにはならない。