レジエレキ徹底解説
ゴーレムの姿をした発電所
レジエレキの発想はかなり具体的で、絶縁体の中に閉じ込められた電気の帯電だ。丸い体は白熱電球を思わせ、腕は電気のアークを、脚は電源プラグの差し込み部分を表している。青いリングはコイルや絶縁用の留め具のように機能する。古代の遺跡にある発電機という設定は、バグダッド電池のような時代にそぐわない遺物から着想を得ている可能性もある。
ほかの伝説の巨人と同じく、ゴーレムのような外見と、顔に刻まれた暗号文字を持つ。7つの点は、遺跡のパズルで使われた点字につながっている。レジギガスは巨人たちの創造主としてその一群の中心にいる。レジエレキは、その中でも電気エネルギーと現代のテクノロジーに特化した存在だ。
名前とリング
「レジエレキ」は、ラテン語で「王の」「王に属する」に関係する regis と、「電気」を意味する エレキ を組み合わせた名前だ。日本語、英語、スペイン語で同じ表記が使われている、ローカライズされた種族名としては珍しい例でもある。
ポケモン図鑑の説明では、リングは単なる装飾ではない。伝承によれば、人々が恐れるようになったエネルギーを封じるために取りつけられたものだという。この設定がシルエットにもつながっている。鎧を身につけた生物というより、骨組みの中に放電を閉じ込めた存在に見えるのだ。攻撃時には体が強く輝き、絶縁が役割を果たさなくなったかのように、腕から電気が放出される。
ガラルでの登場から後続作品まで
レジエレキは、レジドラゴとともに『冠の雪原』で初登場した。登場時から素早さ200、特性トランジスタ、エレキネット、ボルトチェンジ、ワイルドボルトが目立っていた。また、相手を電気のフィールドに閉じ込め、数ターンにわたって圧力をかけ続ける専用技サンダープリズンも使えた。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では、覚える技の構成が変わった。10まんボルトとでんじふゆうがレベルアップで覚える技に加わった一方、初期作品で使えた技の一部は習得方法が変わるか、その作品では使えなくなった。ダイマックスがなくなったことで、でんき技を範囲攻撃の脅威に変える手軽さは減った。その後の対戦環境では、じめんタイプを突破するために、より多くのサポートが必要になっている。
行動回数を無駄にしない出し方
最も簡単な使い方は、相手を1体倒したあとに出すか、ボルトチェンジで有利な場面に繰り出すことだ。じめんタイプが健在の相手に、考えなしで出すのは避けたい。場の誰よりも速くても、有効な行動を取れないままになる可能性がある。くさ、みず、こおりタイプの味方がいれば、じめんタイプを退かせやすくなる。ひかりのかべやリフレクターを張れるポケモンは、防御と特防が50しかない弱点も補ってくれる。
ダブルバトルでは、ダメージだけで倒しきれない場面でもエレキネットに価値がある。相手2体の素早さを下げ、味方全体が先に動きやすくなるからだ。ひかりのかべやリフレクターで初手をサポートに回すこともでき、役割を終えたあとはだいばくはつで退場できる。マルマインも素早いでんきタイプという発想を共有しているが、レジエレキは耐久と器用さの一部を犠牲にして、トランジスタによるはるかに大きな攻撃圧力を得ている。