ココガラ徹底解説
シジュウカラと初心者をかけた名前
ココガラのデザインは、シジュウカラやヒガラなど、シジュウカラ科の鳥をもとにしている。幼い印象は、小さな体、短いくちばし、目のまわりの明るい模様によって表現されている。英語名はrook、rookie、kid、chickadeeを組み合わせたもので、カラス科の鳥への言及に、初心者のイメージと、北米に生息する複数のシジュウカラ類の英名を重ねている。日本語名のココガラには、「子ども」や「小さいもの」に関係するkoと、コガラが含まれている。
この系統は、見た目の変化がはっきりした段階構成になっている。最初の段階は、力不足を素早さと大胆さで補う小さな鳥だ。アオガラスは鳥らしいシルエットを残しながら、体が大きくなり、より成鳥らしい姿になる。アーマーガアは金属製の体と、鎧をまとったカラス科の鳥というイメージでコンセプトを完成させている。
第八世代での登場
ココガラは第八世代で登場し、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で入手できる。登場して以来、その個性はアーマーガアの進化系統と結びついている。別の姿でも分岐進化を持つ種族でもなく、一直線の進化系統の最初の段階だ。ひこう単タイプである点も、最初の段階からノーマルタイプなどを組み合わせることが多い序盤の鳥ポケモンとは異なっている。
『スカーレット・バイオレット』の技構成は、物理寄りの性質をさらに強調している。序盤にタイプ一致のつつきを覚え、低いレベルではいばるとつめとぎを習得し、最終的にドリルくちばしとブレイブバードまで使えるようになる。わざマシンではとんぼがえり、おいかぜ、まもる、わるだくみ、テラバーストなどを覚えられるが、種族値のため、これらすべての運用を同じ効率でこなせるわけではない。
進化前にできること
通常のストーリーでは、序盤のルートを進むためのアタッカーとして使いやすい。すばやさ57のおかげで同じ時期の多くの相手より先に動け、ひこうタイプはくさ・かくとう・むしとの戦闘を補える。序盤はつつくだけでも十分に進められ、ついばむで威力を伸ばし、より耐久の高い相手が出てきたらドリルくちばしで物理ダメージを維持できる。
ちょうはつには明確な使い道があり、相手が能力を下げたり、眠らせたり、状態異常を付与したりする動きを封じられる。つめとぎはこうげきと命中率を上げるが、HP38、ぼうぎょ35、とくぼう35という耐久で準備に1ターン使うのは危険だ。相手に命中率を下げられそうな場面ではするどいめが実用的で、ぼうぎょを下げる技が飛んでくる戦闘では、はとむねの価値が上がる。
比較で重要な点
序盤の鳥ポケモンと比べたとき、ココガラの強みは目先の数値ではなく、進化系統にある。こうげきよりすばやさのほうが高いため、重い物理アタッカーとして扱うのは向いていない。また、でんき・こおり・いわという、耐久の低いポケモンを簡単に苦しめる3タイプにも弱い。じめん技を無効にできるので、特定の攻撃に対しては無償で繰り出せるが、すべての弱点を補えるわけではない。
活躍しやすいのは、捕獲してから進化するまでの期間だ。ひこうタイプの物理技を優先し、受け身の相手にはちょうはつを使い、ブレイブバードの反動でひんしになりそうな場面では連発を避けたい。レベル18で進化するアオガラスは、役割をほぼ変えずに数値を伸ばしてくれる。レベル38でアーマーガアになると、この系統の性能はまったく別の段階に入る。