クルミル徹底解説
葉をまとった幼虫
デザインの出発点は、葉を服に変える幼虫というシンプルな発想だ。身を守るために葉を折りたたむイモムシを思わせるほか、絹や粘着性の物質を作る昆虫の特徴も取り入れられている。頭を覆う葉はフードのように見え、その姿と、手作りの服に守られたポケモンというイメージの両方を説明している。
縫うこととの関係は複数の言語に表れている。Sewaddle は縫うことと包むことを組み合わせた名前で、日本語名の クルミル は赤ちゃんを包むものに関係する言葉に由来する。分類が「さいほうポケモン」なのは飾りではなく、ポケモン図鑑の説明が実際に服を作る工程を描いているためだ。
植物の進化ラインの始点
このラインの最初のポケモンとして、戦闘よりも身を隠すための姿に近いデザインを持つ。クルマユは葉を包みとして残し、ハハコモリはその趣味を成体らしい形へ発展させている。ハハコモリの体つきは幼虫というより、葉を切る昆虫を思わせる。進化にはなつき度が必要なので、レベルと冒険中の関係維持を組み合わせた進化ラインになっている。
クルミルは第五世代で初登場し、第八世代では登場しなかった。その後、スカーレット・バイオレットで復帰し、ねばねばネットとむしのさざめきへつながる技の流れも維持されている。登場後の世代で最も実用的な変化はぼうじんで、もともと防いでいた天候の影響に加え、粉技や胞子技も防げるようになった。
ねばねばネットがほぼ唯一の採用理由
リトルカップでは、ねばねばネットがクルミルを選ぶ理由になる。序盤に展開できれば、チームの遅いアタッカーが先に動きやすくなる。みず、じめん、くさ、でんき、かくとう技には耐性があるため、それらに対して繰り出して展開を狙うこともできる。別の選択肢として、晴れの下で使えば、ようりょくそによって素早さ42の制約を軽くできる。
ただし、弱点は攻撃でよく使われるタイプに広く存在する。いわ技のせいで繰り出しにくく、ほのおとひこうには極端に弱い。どく、こおり、むしにも交代際を狙われる。また、攻撃性能も控えめだ。むしのさざめきは威力90、エナジーボールも威力90だが、それだけでクルミルを信頼できるアタッカーにはできない。
ほかの展開役との比較
リトルカップの分析では、アリアドスとアメタマが似た役割を競合する。クルミルは軽量な攻撃型の2匹より高い防御種族値と、使いやすいいくつかの耐性を持つ。一方で、むし・くさという複合タイプのため、サブウェポンには弱点を突かれやすい。相手に交代を強いる場面では、ねばねばネットを一度置くことができれば、それが精いっぱいになる場合もある。
通常のプレイでは、序盤のサポート役として育てる価値はある。ねばねばネット、まもる、タイプ一致技を組み合わせれば役割をはっきりさせられ、にほんばれとようりょくそでより攻撃的な方向にも進める。直接ダメージを重視するなら、早い段階でむしくいを覚え、はっぱカッターでくさタイプに弱い相手を狙える。野生で持っているメンタルハーブは、準備の最初のターンに状態異常技で妨害されるのを防ぎたい戦術と相性がいい。